そして、オレ達は松江温泉へ向かうべく、例のトンネルに入った。トンネルを走り抜けようと中盤場所にきた時のこと。


−パラパラ−(上から微量の小さな瓦礫が一瞬落ちる)


陽助『ん?今なんか一瞬何かが落ちて来た気がしたが、何か見えなかったか?』


出雲『え?オレは何も見えなかったが』


美月『あなたの気のせいなんじゃない?』


陽助『う〜ん…だといいんだがな。何やら不吉な予感がするのだ』


出雲『あはは(笑)大丈夫だって。気にし過ぎだよ父さん』


陽助『…だといいがな』


−ドーーーン!!−(ものすごいでかい爆発音)

突然ものすごい爆発音と共にトンネルが崩れ落ちてきた。上から崩れ落ちた瓦礫父さんが運転するオレ達の車は必死に交わした。


陽助『くそ!!しっかり捕まっとけよ?!』


出雲『わかった!!父さん!!』

美月『あ、あなた!!危ない!!瓦礫が!!落ちて来るわ!!』


陽助『何!?し、しまった!交わしきれない!』