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第0章 発端(はじまり)E

オレは必死になって父さんと母さんを、血眼になって探していた。辺り一面はトンネルから崩れ落ちた瓦礫や土砂に覆われ、事故によって車が炎上し、その光景はまさに焼け野原、地獄そのものだった。
捜索して10分後、父さんと母さんを発見した。しかし、時既に遅し…父さんと母さんの胸には鉄筋コンクリートのむき出された鉄筋が刺さっているという無惨な状態で、一刻も争うくらい非常に危険な状態だった。瓦礫の下敷きになって頭を強く打ってるのか、血が滲んでおり、手足すら動かすのが困難だった。

出雲『父さん!母さん!しっかりして!父さん!母さん!』

陽助『うぐ…ハァハァ…い…出雲か…ケガはないか?……ゲホゲホゲホゲホ!』

出雲『オレは大丈夫だよ!父さん。それより早く病院連れて行かないと!傷の手当てをしないと!』

陽助『いいのだ出雲よ…どの道父さんも母さんも助からん…ハァハァ…ゲホゲホゲホゲホ!』(吐血する)

出雲『な…何言ってるのさ!父さん!いつものからかい…何でしょ?…アハハ…ほら…冗談なら冗談だって言ってくれよ…なぁ…父さん…』(涙流す)

美月『…ハァハァ…いずちゃん…男の子が泣くんじゃないわよ…あなたは…代々受け継がれし我が北島家の末裔…あなたが…ハァハァ…私達の跡を継ぐのよ…人はいつかは死を迎えるもの…
私達は…それが今日だったということだけよ…でも無事で良かったわ…あなたが無事なら…それで充分よ…ゲホゲホゲホゲホ!今日まであなたと共に生きてこれて本当に良かったわ…あなたに辛い想いさせる私達を許してね…い…ず…も…』(息を引き取り目がゆっくり閉じていく)

出雲『Σ!?母さん!しっかりして!母さん!うぐ…うぅ…母さん…』(涙流す)

陽助『泣くな…出雲よ…母さんが言ったことは事実だ…お前は代々受け継がれし北島家の末裔…お前には酷かもしれぬが…オレから頼みがある…ゲホゲホ!…ハァハァ…』

出雲『と、父さん!もうしゃべらないで!待ってて!救急車呼ぶから!』


オレはその時気が動転してたのか…携帯がさっきの事故の衝撃で壊れているにも関わらず救急車を呼ぼうとしていた。どの道母さんも父さんも助からない…そうわかってても納得出来なかったのだ。
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第0章 発端(はじまり)D

そして、オレ達は松江温泉へ向かうべく、例のトンネルに入った。トンネルを走り抜けようと中盤場所にきた時のこと。


−パラパラ−(上から微量の小さな瓦礫が一瞬落ちる)


陽助『ん?今なんか一瞬何かが落ちて来た気がしたが、何か見えなかったか?』


出雲『え?オレは何も見えなかったが』


美月『あなたの気のせいなんじゃない?』


陽助『う〜ん…だといいんだがな。何やら不吉な予感がするのだ』


出雲『あはは(笑)大丈夫だって。気にし過ぎだよ父さん』


陽助『…だといいがな』


−ドーーーン!!−(ものすごいでかい爆発音)

突然ものすごい爆発音と共にトンネルが崩れ落ちてきた。上から崩れ落ちた瓦礫父さんが運転するオレ達の車は必死に交わした。


陽助『くそ!!しっかり捕まっとけよ?!』


出雲『わかった!!父さん!!』

美月『あ、あなた!!危ない!!瓦礫が!!落ちて来るわ!!』


陽助『何!?し、しまった!交わしきれない!』
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第0章 発端(はじまり)C

出雲『父さん、母さん、お待たせ!遅れてごめんごめん』


???『おやおや、やっと起きてきたか。10分遅刻だぞ?しかしまぁいつもいつも聖華ちゃんに優しく起こしてもらってるとか、お熱いね〜このこの(笑)』(軽く肘打ちする)


出雲『ちょΣ父さん!あ、アイツとは別に何もないから!』(照れ隠しする)


母親『あらあら照れちゃってこの子は(笑)いっそのこと、聖華ちゃんがいずちゃんのお嫁さんになってもらおうかしら(笑)』


出雲『えΣちょ!?母さんまで何言い出すのさΣ』

父親『照れるな照れるな(笑)父さんには分かるぞ!聖華ちゃん可愛いから独占したいんだろ?(笑)あははは(笑)』


相変わらずのテンションなこの人が、オレの父親の北島陽助(きたじまようすけ)である。さすがに笑えない時があるが。
んで、父さんといるこの女性が、母親の北島美月(きたじまみつき)である。普段はノリがいい優しい母さんだが、怒ると怖い。


陽助『全くいつも毎度ながら聖華ちゃんに優しく起こしてもらいやがって、羨ましいヤツだなこのこの(笑)(胸に肘打ち)オレも起こしてもらっちゃおうかな〜…なんちゃって(笑)あははは(笑)…って後ろから殺気がΣ!?』


美月『あ〜な〜た〜そんなに起こされたいなら私が起こして差し上げましょうか?(睨みつけながら拳を握りしめてから拳をポキポキと鳴らして怒りを露わにした微笑ましい顔になる)』

陽助『ひぃーΣか、かか母さん、ほんのお茶目な冗談に決まってるじゃないか〜(笑)(ビビり顔で苦笑して言う)』

美月『言い訳無用!私に大人しく殴られなさい!(怒)』

陽助『ぎゃああああす!!』

ーバシバシボコボコバシバシボコボコバシバシボコボコー(美月が陽助を殴り倒す)


出雲『父さん…ご愁傷様…(苦笑)(合掌する)』


−ぽくぽくぽくち〜ん−




−そんなこんなで10分後−




−車で移動中−




美月『あなた…さっきみたいな事を言ったら…次からは息の根止めてトドメ刺して差し上げますからね?わかりましたか?あ・な・た?(ニコニコ顔で怒る)』


陽助『ひぃーΣか、母さん堪忍しておくんなし〜!』(怯え顔で言う)
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第0章 発端(はじまり)B

出雲『わかったわかった桃霞姉。だから朝からその格好で歩くの辞めてくれ。目のやり場に困る』

桃霞『な〜に出雲。私をそういうエロい目で見てたのね。いいわ。私の弟が犯罪者になる前に食い止めるのは、姉である私の役目…さぁ〜抜きたいなら抜きなさい!このエロガキ!』

紗耶香『お兄ちゃん…不潔です…。桃霞お姉ちゃんのことそんな目で見てたなんて…。私に言ってくれたら良かったのに///』

出雲『ちょ!?Σ紗耶香何言い出すんだよΣ!桃霞姉の場合は、いつものことじゃないかΣ!!つか対抗すんな!うあっ!!』

−バタン−
(紗耶香と桃霞姉を覆い被るように倒れる)


出雲『いたたたっ…桃霞姉、紗耶香、大丈夫!?』

紗耶香『う、うん。なんとか…(苦笑)』桃霞『とりあえず早くどきなさいよ!』

出雲『あ、ごめんごめん。すぐにどくね。よいしょっと』

−プニッ−

オレは桃霞姉と紗耶香から退こうとした弾みで、桃霞姉の右胸と紗耶香の左胸を思わず揉んでしまった。

紗耶香『にゃ!?//』
桃霞『あん//』

出雲『ご、ごごごごめん!!大丈夫?!(顔真っ赤になる)』

2人『平気だからその揉んでる手退かさんかい!!(ダブルパンチ)』

出雲『ぎゃぶれぶ#◎◇&*§¥$℃!!


ダブルパンチで吹っ飛んでそのまま椅子に頭ぶつける

出雲『ぶは!!いい…パンチだったぜ…ガクッ』

ダブルパンチをまともに受けて失神。

−ぽくぽくぽくち〜ん−
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第0章 発端(はじまり)A 

聖華『悪かったわね。可愛げがなくて』

出雲『え?ちょって待て!!なぜそう思ったんだ!?』

聖華『アンタが全部口から漏らしてたわよ?ふ〜ん、あたしのことそんな風に思ってたわけね。よ〜くわかったわ。(眉毛ピクピクさせながら怒りを露わにして拳を握りしめる)

出雲『ひぇ〜すみませんすみませんオレが悪うございました許して下さい〜…って言うとでも思ってたか!!』(逃げ出す)
聖華『あ、こら待ちなさい!!…って、キャア!!』(出雲を追いかける弾みでつまずく)

出雲『え?あ、ちょ、こら来るな!!わぁあああ!!』

ーバタン―

出雲『いってててて…おい聖華、大丈夫か!?』

聖華『いたたたた…う、うん。平気!!』
出雲『そっか。なら退きますか。よいしょ』(むにゅっと聖華の胸つかんで揉んでしまう)

聖華『Σにゃ!?』

出雲『ん?なんだこの柔らかいマシュマロは』(そう言いながら聖華の胸を揉む)

ーモミモミモミー

聖華『あ、ちょ、あん//やめ、や、あ…って何あたしの胸揉んでるんじゃ!!出雲の〜…エロバカ!!』

ーバシバシバシバシバシバシばこーんー (殴る蹴るのフルボッココンボしてからアッパーする)

出雲『うがうごぶほぐへギャア〜あばびゅ〜ん!!』(フルボッコされてアッパーされ、屋根を破って上空の遥か向こうに飛ばされ、キラッお星様になる)





ー数分後ー




出雲『さーふぇんボフが悪ふ〜ごはいまひた。』(顔がフルボッコ状態)

聖華『…次したら、息の根止めるわよ?』(出雲をヘビのようにギロッと睨む)

出雲『ひぃ〜ごめんなふぁいもう二度としまへん許ちで下はい』

聖華『ふん。まぁいいわ。早くさっさと支度しなさい!下で待ってるわよ?』

出雲『ふぁ〜い』

さすがにこれ以上ボコられたら傷物になりかねないので、オレはそそくさに着替えた。
ちなみに我が家の朝食は当番制である。


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これ美味かった
おいしそうです。
ゲーム製作再開
お久しぶりです!!
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正直だいぶ大変だすね
これ美味かった
でしょ?(●´∀`●
これ美味かった
美味しそうですね〜
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ピザの宅配のバイトっ
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