フレデリック『TOGENKYO』

〈たったったったっ足りない足りない〉……足りません。〈君のいる宇宙が足り〉ませんね。
すごく好きです。雨の日に聴くと、なお好きです。

秋は久しぶりに他人と短歌をよみました。
色々と連絡が疎遠になってしまってごめんなさい。


魚住直子『クマのあたりまえ』

「あなたみたいですよ」と言われて読んだ本。「聞いてくれますか」という話でものすごく泣いてしまったのですが、「アメンボリース」が私は好きです……。



雑魚猫タワー『一隅にて』

「あなたみたいですよ」と言われて聴いたアーティスト。あなたと何をしていてもおわりの予感がつきまとっちゃう歌とか、たしかに私みたいでした。


島本理生『大きな熊が来る前に、おやすみ』


不眠症と暴力の短編集。最後のねこの話が素の島本理生というかんじがして好きです。
余談ですが占いをしてもらったら「不眠症になる」と言われました。今4時です。ねむれない……。

島本理生『夏の裁断』

芥川賞の選考のときに、「初期の純粋な感じをなくしてしまったのか?」みたいに言われていたけどそれほど悪くなかった。読んだタイミングが良くて個人的にすごくヒリヒリしました。
初期の感じから遠いとは思わないけど、最後の展開は作者も大人の女性になったんだなあというしたたかさを感じました。


植本一子『家族最後の日』

この人のエッセイはずっと追いかけていて、これもはじめに読んだときは何だかなあ、と思っていたけど一周まわってこれはこれで旦那さんへの好きの表現なんだろうと思ってきた。
でもエッセイというよりも、よくできた(上手に書こうとした)私小説みたいになってしまったのが、実像からすこし遠ざかってしまったような気もしました。
子どもに怒ってしまうことで悩む、シッターがわりの女の子のところが一番心に残りました。その子も正しいでしょ。


持田あき『おもいで金平糖(4)』

三年ぶりに出たって書いててびっくり!そんなに前だったっけ……?
初めて(?)店の主が出ましたね。
一度読んでもしっくりこなかったけど、二回目からなじみました。そんなんばっかりだ……。お話のつくりがだんだんと高度になっています。真ん中の話が良かったですが、飾り気のない最後みたいな話もあると安心します。
お父さんが亡くなってからちょっと作風が変わったようにも思います。

aiko『彼女』

この日記にも何度か登場するのですが「深海冷蔵庫」という歌をたまに聴くたびせつなくなります。

吉田篤弘『台所のラジオ』

深海冷蔵庫を聴きながら、ぐうぜん今ひらいて読んだ話が冷蔵庫の物語でした。すごくない?


aiko『泡のような愛だった』

この中の、「染まる夢」といううたの歌詞が好きです。

ほしおさなえ『ものだま探偵団』

本の雰囲気が好きで読みましたが『ヘビイチゴ・サナトリウム』の人なんですね。ミステリ要素はあるけれども低めかな。

MdN 2017.12

こういうのとても好きです。書きながら気づいたけどMdNだったのか。

Buddha brand『黒船』

KREVAが好きと言ったらおすすめされたので聴いた。たいへんかっこよかった…。

KANA-BOON『NAMiDA』

訳あって聴いたのですが、なみだといううたを作ったきっかけとして、ボーカルのひとが「失恋しました」と言っていたのが印象的でした。


最近読んだ本