10/2に見に行ってきました!早々とね!
メンバーは美馬氏、私、ゆかそ氏の前売り購入組、この並びで
いやー両隣からすすり泣きが聞こえてきたよ。見事はもっていらっしゃったよ。
というわけで感想です。思いっきりネタバレしてるので注意するなり。
↓
なんと20人以上はいたよ。開始前にパンフの売り子さん来たもん。あっこれすごいことだからね!普段は5人とかだから
開始前CMは桜田門外ノ変、最後の忠臣蔵、ゴースト、ノルウェイの森、相棒とか
考えてるのか時代劇と大人向けが多い
では感想いきまーす。
ちなみに原作・ネタバレは読んでなし。
・赤面(あかづら)疱瘡と男子人口が女子の1/4に激減したことの説明
(実はせきめんと読むと思ってたなんて言えない)
その後「大奥で見聞きしたこと一切他言無用」と
御鈴廊下に勢揃いした大奥の男たち。襖が開いて将軍様が出てくる。なぜか超神々しい白い光背負って出てくる。ずらっと見渡して水野で視線が止まる
ここで大奥メインテーマ。超好み!バックに黒の流水紋が流れて「大奥」の赤い文字
ここまでの流れが「映画!」って感じですごかった。本当にこのメインテーマがいい!壮大さの中に切なさを織り交ぜているといいますか
・ときは正徳時代…正徳時代とは家宣・家継の短命将軍時代で新井白石が頑張ったり間部詮房が権力ふるったりしてたんっっだっっ!(うんちく)
・稽古する水野。お信が来ても「何しに来たんだよー差し入れのひとつも持ってこいよー」的なしかしおにぎり食べたら「やっぱおめぇの握り飯はうめぇ」的なつまりツンデレですね、わかります
・お信のおにぎり。どうせならファミマ大奥弁当もゴマなしの真っ白おにぎりにして完全再現してくれたらよかったのに
・濡れ場そのいち
おばさんの相手をただでしてあげる水野。途中で消えそうな蝋燭の火を手で守るシーンがあるけど優しさの象徴というか。消えそうな火が子供もいなくて生きがいが無い女の人かな
あと絶対腹筋割れてねえなアレ。ごまかしたな。ひよったな。
・朝帰りしたらおかんに見つかった。結婚しろと言われるけど拒否ってもっと家のためになることを考えます!というがノープラン。
江戸っ子口調いい!
・水野&お信、なんかいちゃいちゃしてたのにちょっとしたことで口喧嘩
水野が夜な夜な貧しい女の人たちを抱いてあげてるのが気に入らなくて「じゃああたしも土下座したら抱いてくれる?」→「お望みとあったら抱いてやってもいいぜ、幼なじみ殿」→「旦那は意地悪だ!」
この「幼なじみ殿」と「旦那」の呼び方燃える。
身分違いを気にしてる水野
・水野大奥に上がることを決意…で、はい。かわゆすな髪型タイム終了orz
・必死で走ってきたお信の切れた鼻緒を直して「達者でな」キス
燃える。大炎上。
・大奥。玉木宏の松島が思った以上にキモい。キモくてはまり役…キモハマってる?………?
・いじめっ子三人組登場。どうしてフィクションの世界のいじめっ子はみんな三人組なのか。マルフォイっぽいし名前覚えてないからマルフォイでいいかな。マルフォイに絡まれて水野キレる。江戸っ子口調でキレる。ここ一番カッコいいシーンかも
マルフォイとの喧嘩になりそうなところをサダヲが止める。いやこっちは名前覚えてるんだけど…杉下なんだけど…サダヲだしサダヲでいいよね。
・マルフォイ達のイジメエスカレートしてお膳運ぶときに足掛けとかしてくる。このとき松島と鶴岡がラブラブしてるの見てしまう。おまけに真夜中に3人がかりで「お前生意気マル懲らしめるフォイ」とか言いながら襲おうとする(※台詞はフィクションです)
ここで水野のカッコいいシーンそのに。刀抜きかけて「どうせ死ぬならおまえら全員ぶったぎってから死んでやる」ハイ私大炎上。マルフォイは鼻血を吹いていた
・サダヲとお掃除しながら金魚鉢を見つめてCMのあのシーン。金魚すごい綺麗。この間あれと多分同じ金魚10000円だったよ…ヒョエー金かかってるぅ
・お掃除中竹刀のぶつかる音に誘われて道場へ。テンション上がってほうき振り回してたらなんか偉い人藤波に気に入られて試合できることになったぞ!やったあ!相手が強くて楽しいぞ!まあそんな感じで鶴岡登場
大倉くんかなり殺陣練習したんだなと思った。本当に上手だった!どうでもいいけど大倉忠義ってすごい時代劇向けの名前だ。役名そのままいそう。
このシーンの音楽もかなりいい。
結果は水野の勝ちだけど負け惜しみする鶴岡。ここでCMの「私のほうがずっとずっと美しいわ!」
しかしその負け惜しみのせいで?あるいは負けたこと自体で松島に振られる
・夜中に水野こっそり道場に行って竹刀を振ろうとした…ら鶴岡がいた。鶴岡…水野が来なかったらお前どうしたんだ…というか対戦の日とは限らないよね。次の次の次の次の日くらいかもしれないぞ。もしかしたらだいぶ寝不足なんじゃないかなこの時点で
最強の座を奪われたことが悔しくて真剣で勝負を挑む鶴岡。しかし水野は刀を抜かずに言葉で諭して撃退する
・水野怪我をかばいながら道場を出た…ら鶴岡なんか切腹してるううううう!えええ死ぬの!?早くね!?苦しむ鶴岡のために介錯する水野。顔にぶわって返り血が…鶴岡せつねええ…
鶴岡は水野に斬り掛かったことも水野が全部黙って、大奥の規則で病死として扱われることに…これが冒頭の「すべて他言無用」と繋がってるんだな
・最初の鶴岡とのバトルが有名になっていたためなんか水野FCみたいなのができている。水野に恋する垣添登場。超かわいい…というか超乙女。多分わたしより乙女ですね、ハハッ。
・冬になって幼くして家継が死ぬ。雪の庭が綺麗。そして暴れん坊将軍吉宗様が大草原を真っ赤な着物で馬に乗って駆け抜け登場。とりあえずその日のうちに間部詮房をリストラ。うわあ男前
よかったぜ。やっと女性が出てきたぜ。何だか前半アレ?BL映画見にきたんだっけ?と思ったぜ。
・水野急にかなりの昇進する。マルフォイがなんか急に従順になる。サダヲも一緒にちょっと昇進して水野の世話係に。そして垣添も水野の衣裳係に
垣添がかわいい(二回目)
・お香当てゲームみたいなのに水野参加。見事当てる。そりゃあ鼻はいいでしょうね。だってポチみたいな顔して(ry
・吉宗様はお忍びで江戸の町散策。お信とちょっと絡む。あとは赤面疱瘡の患者を見たり遊廓あたりへ行ったりしてなかなか大奥に行こうとしない。やっと大奥に行くことに
・水野の裃完成。垣添かわいい(3回目)ご褒美に思い出をくださいという垣添。減るもんじゃねえしなとキスする水野。笑いだすサダヲ。ここでサダヲが「くっくっくっ…ひゃっひゃっひゃっはーっはっはっハァハァ」とかマジでサダヲになるんじゃないかと一瞬不安になったのは私くらいで良い
・総ぶれで冒頭のシーンと同じように並ぶ水野たち。まわりがカラフルな裃ばっかりだから地味と陰口を叩かれる。水野の裃、黒の流水紋の刺繍が本当に丁寧で綺麗だった!職人業ですな
そして襟のところだけ覗く赤色ですよ。素晴らしい
将軍を笑ってしまったマルフォイ?マルフォイだったっけあの人は…をかばって結果将軍に見初められる
このCMでずっと使われてたシーン、ザ・ポチだよね
・しかし!将軍の初めてのお相手をする男は打ち首になるという規則があったのだった!!急展開!
(…どうでもいいけどさ、なぜ変換したら「男HOW乳首になる」って出ますか?どんな状況だよなんねーよ)
水野は藤波と松島にはめられたのでした…しかし貧乏な実家にしっかりお金が入ることだけ確かめて運命を受け入れる水野。やっぱり家族には「病死」で伝えられると…えーなんかひどいよ
・サダヲ「あまりに理不尽ではありませんか!」で水野「それ以上言うな…心が曇る」
この場面の二人の演技はすごかったな
お信を想って後悔する水野。
・水野化粧して寝所へ。あのCMでも出てる目蓋に紅さすシーン。目開けたときの凛々しさがよかった
吉宗様登場。吉宗様の女としての名前も「お信」だと知ってお信と呼ばせてくださいと頼む。本当は願い事は駄目だけど吉宗様は何度も謝って聞き届ける。このシーン、ずっと水野の目が潤んで手すっごい切なかった…ここが一番泣けた箇所。泣いては無いけどね。ウルッときた箇所
まだ謝りかける吉宗様を「お信…!」と叫んで強く抱き寄せてそのまま激しくキス
・朝。吉宗様は忍に調べ物を頼む。が、忍まさかの天井にいる。ちょっと笑っちまったよ。マジで天井にいる設定かよ
ここで頼んだのはなんだろう
・打ち首になる水野
言い残すことはない、といって刀が振り下ろされた瞬間町にいるお信の、水野に直してもらった鼻緒が切れる。
・水野の裃を見ながら号泣する垣添。超かわいい(何回目だ)
この号泣が本当に切なさを煽る
・水野の家族に遺髪が渡される。お信は水野の墓におにぎりを持っていって「一人で遠いところに行っちまうなんて旦那は馬鹿だ、でも旦那がいなくたって生きていけます。男と違って女は強いですから」
「そりゃあよかった」
「えっ…」
水野登場!わーよかったひねくれてるもんで絶対死んではないと思ったけど生きてたぁあああ
・結局振り下ろされた刀は水野の目隠しだけ切っておしまい(でも確実に重いもの切った音がしたけどな…)水野は吉宗のはからいで死んだことになって町人・新吉(漢字はわかんない)として生きることになった。これでお信との身分差もない
抱きしめ合う二人のバックに小さく江戸城
・吉宗は「お信という町娘と幸せにな」みたいなことを言ってたけど、忍に調べさせたのはあくまで大奥での先例や法の抜け道で、お信っていう恋人がいることは勘でわかったことであってほしいな。そうだったら燃えるだけだが、っていうか吉宗様も水野にちょっと惚れたからより逃がしてあげたいと思ってたら更に燃える
・大奥の松島含む大リストラを敢行する吉宗。ここで集められた50人がみんな水野を真似して黒の裃、何人かは髷にしてるのが笑えた
これで藤波の野望もおしまい
ここの松島の悔しい、諦め、自分への嘲笑みたいな「負け申した…」っていう演技がすごく上手かった
・そして颯爽と去る吉宗様の「さて、この国をどう動かすか」で終了
・Dear Snow
もう少しサントラ入れてからのDear Snowでもよかったかも。最後はニノの「それでも愛しい人よ…」でふっと切れるのが綺麗だった
・全体のこと。なんかたまに後ろの方から息を呑む音が…小学生っぽい子たち来てたけどさ、大奥ツイッターでぜひ親子で!みたいなことがかかれてたけどさ、親子ではおすすめしない!玉木宏と佐々木蔵之助のラブシーンはちょっと強すぎるとおもいます。
・音楽が本当によかった。メインテーマとか頭から離れない
・純粋におもしろかった!鶴岡の退場の速さが意外だった。もっと話に絡んでくるのかと思ってた。どっかで見たけど水野が来なければ鶴岡が藤波松島の策略に乗せられてたかもしれない、大奥の悲しさを表すキャラというか
・水野が生きてること、サダヲ垣添は知らないんだよね…切ない。ただこの後何とかして知らされる展開だったらいいな…マルフォイお前、やればできる子だよね、頼んだ。家族にも知らせないのかな?近いからばれそうだけど
・「あなたが望むなら この身を捧げよう」の歌詞、水野のあらゆる関係に当てはまるなと思った。最初のお信の「お望みなら抱いて〜」、松島藤波の策略に乗せられる覚悟、吉宗に尽くす、家族のために大奥に〜みたいな
・水野の設定19歳…か…(遠い目)
・江戸っ子口調万歳
…よし。以上です。思い出したら増えるかもね
とにかくいい映画だった!見に来てる人も子供からご年配の男の人までいてすごかった
展開も無駄なしテンポよしで飽きなかったし
二回見に行きはしないだろうけどまた見たいな