悪夢ばかり視ては
魘されて 叫んで
葵に起こされて
汗だくで 少し泣いて

殺したり 殺されたり
救われることは無くて

偽夢だったり
過去に嘘を交えたり
居るはずの無い人が
生きて今を過ごしていたり

ごめんなさいって
夢の中ですら 謝れなくて
謝罪は単なる自己満足だから
言わせてもくれなかった

傷付けた人の
今の幸福に
過去の思い出を
消してしまいたい

知る筈も無い
今の私を
嘲り笑うように
居ない過去の私は
その写真の中に生きて
それすら苦しい

幸せだと浸ってた

私、が
幸せになって良い
価値なんて
微塵も無い

夢+