2011-7-5 23:48
哲良+繁良
体感出来得る愛だけが真実である
今日は、哲志と笑って話した。
触れることはなく、一定の距離を保って、初な恋愛を気取る。
それでも、俺は哲志を愛してるし、哲志も俺を愛してる。
けれど、体感できる愛がない。
身体間の契約がなければ、真実の愛は成立しない。
両者の独り善がりだからだ。
それが喩え真実だろうと、なんだろうと、虚言に成り下がる。
言葉なんて、人間の罪だ。
愛は体感できる物こそが真実なんだから。
「ただいま」
右頬に鋭い痛み。
つきつきとした痛みは愛なんだろう。
小さいときに読んだ本によれば、愛は痛いものらしいし。
「今日は、誰と何処にいた?」
「今日も、哲志といた」
「それも嘘だろ、尻軽が」
疑うのが癖なのだろうか。
正直に言っているのに。
「嘘じゃねぇよ、今日はキスまでしたんだからな」
だからわざと嘘を吐いて煽ってやる訳だ。
そうすると、今みたいに痛みを増やすんだろう。
だからこうやって痛め付けて痛め付けられて愛されてるのを確認する。
これが一番幸せな時間だ。
一番、幸せな。
To:哲志
sub:無題
本文
まだ起きてるか?
From:哲志
sub:Re:
本文
起きてるけど、どうかした?
そう言えば、言いたい事があったんだ。
明日また屋上行こう。
To:哲志
sub:Re2:
本文
今日、誕生日だろ?
時間ぴったりに言おうと思ってたんだ。
明日な、分かった。
From:哲志
sub:Re:Re2:
本文
ああ、そっか、ありがと。
明日も弁当楽しみにしてるから。
おやすみ。
パタン、ケータイを閉じて、隣で不機嫌さを隠そうともしない森繁に目を遣った。
にやりと笑ってやると、眉を思い切り顰めて俺に馬乗りになった。
何回も何回も殴られて、あちこちが痛いけど、やっぱり愛は幸せだった。
★2人ともだぁいすき
ネタ詰まり
もう書けないと感じた…
尻軽良樹への萌を隠せない
良樹…