話題:イナズマイレブン[腐向け]
FFIが終わって、改めて思ったこと。
「来てくれたんだ」
「行けって姉さんが言うからな」
玲奈がいる事に驚きを隠せないヒロトは目を見開く。そして玲奈はそんな様子のヒロトを無視し、重そうに持っていた皆へのお土産をひょいとヒロトの手から奪う。
「それでも嬉しいよ、ありがとう」
「他の皆だって頼まれてたんだ。なのにアイツら特訓とか言って逃げやがって」
なんとなくヒロトは玲奈が照れている事に気づき、肩をすくめてお礼を言うと、玲奈はイラっとした口調で突き放した。
「……そんなに俺に会いたくないのかな」
「バカッ!私とお前を二人にしたいだけに決まってるだろ!」
ヒロトは少し溜めて本音をこぼす。イナズマジャパンに選ばれた事、ライオコット島に行った事、どれも皆は喜んでくれたけど、もしかしたら……という気持ちが前々からあったのだ。
そんなヒロトの気持ちに勘づいてか、素でかは分からないけど玲奈は前に歩いていた足を止めて、ヒロトが追いつくのを待った。
「へ?なんで?」
「いや知らないけど」
追い付く前にヒロトが反射的に疑問をなげかける。そして玲奈がそれに答えれない様子を満足そうに眺めた。
(赤くなってる顔を可愛いと思った)
ヒロトは笑う。
(見た事のない服が良く似合うと思った)
ヒロトは頷く。
(隣を歩く、たったそれだけの事を幸せだと思えた)
ヒロトは気づく。
「FFIさ。凄く充実してた。特訓の内容ももちろん、試合も環境も。凄いレベルアップ出来たと思うし、自信がついたし」
「円堂のケツにホイホイついていったようにしか見えなかったけどな」
「それはバーンとガゼルだろ。アフロディ君のケツにホイホイついていったようにしか見えなかったよ」
「ふふっ、確かにそうだなっ」
少し冗談を言い合った後、ヒロトは持ってもらったお土産を優しく取る。
「でもさ、やっぱりここが好きだな」
「日本が?サッカー出来ればどこでもいいだろ」
返事をするようにニコッと笑ったヒロトを見て、玲奈はなにもいう事がなくなったのか、言えなかったのか、二人の間に会話は無くなった。
(君が隣にいるなら、ね)
まるでヒロトの言葉が聞こえたかのように、玲奈の顔は笑顔だった。
話題:イナズマイレブン[腐向け]
「新聞の一面とか母ちゃんが全部残してるんだけどさー、FFI優勝の時のごえんじと鬼道ホントいい顔してるよなぁ」
「そうか?」
円堂がそう言って俺は照れ臭く笑った。
「ああ、いい顔して笑ってる。不動も言ってたくらいだぜ?『あーあ、こんな間抜け面一面に晒して鬼道クン恥ずかしいな』って」
「それは俺を全力でバカにしてるか、自分は一枚も写真に写ってない事への嫌味じゃないのか?」
素直にそう思った。
「いや、違う!と、思う!俺やーっとあいつの事分かって来たんだ。多分」
「なんだそれは。試合中なら俺もだいぶ理解できはじめていると思うが」
俺だって、と少し声を大にしそうになったが、鼻で笑ってみせた。
「頼もしいだろ、あいつ。試合中のあいつの背中ってすげーでかく見える。背中で分かるんだ」
「まぁ、な。その意見は分からなくもない」
俺は背中をいつも見てる訳じゃないが、アイツの頼もしさなら肌で感じていた。
「日常生活でもさ、ちょっとあいつの背中眺めてみろよ」
「……?」
見ているつもりだったんだが。
「すっげー分かりやすいんだぜ?」
悔しかった。不動を理解してる円堂に嫉妬しているのか、理解されている不動にしているのかさえ分からないが、はっきり嫉妬心だというのは分かった。
円堂があんな風に言うから俺は、見た。あいつの背中を。本当に背中をまじまじと見た訳じゃないが、見た。
「なんだよ鬼道クン。FFI終わってまだすっきりしないのか?だらしねーな」
そう言ってボールを蹴ってきたあいつは大きく感じた。
「そうだ。俺とデートしない?鬼道クン」
意図が分からない発言には気持ち悪さを感じた。
「二流って言われて、別にあいつになんの干渉も無いけど、イナズマジャパンに入れたのはあいつがきっかけだったからな」
それがこいつの背中のでかさだと感じた。
「不動。きさま嫌われやすいだろ」
俺は最高の誉め言葉を言った。
「っは。お前もそういう質だと思ってたけど?」
笑った不動に愛を感じた。
話題:ラクガキ
ただミクっぽかったり、レンっぽかったり、がくぽっかったりしてるんです。
あたまからはなれないんです。
よっこらせっくすのがくぽとカイトがはなれないんです。
一人よくわからんのがいますが
ヒィィィィィ!って土下座する芭蕉さんを珍しく素直に許す曽良君でした。