ハンニバルの小話をこちらに
レクウィル


僕は、狂気を欲しているのか。

「…ウィル」

手元の斧を握り締める。

未だ息がある瀕死の獲物を見下ろして、ウィルは首を傾げた。

コレハナンダ

人の形をして恐怖に震えおののいている、これは。

「さぁ、羽化の時間だ」

ハンニバルの囁きと共に斧を振り上げた。

なるべく苦しまないように首を狙ったのに、骨が固くて邪魔をする。

ビッ

血飛沫が上がって、ウィルの顔が赤く染まる。

「そこからでは上手く切れないんだ…1度では切り落とせないよ、手入れをされた日本刀でもない限り…」

そっと背後からハンニバルが覆い被さり手を掌で包んだ。

ウィルは虚ろな瞳でハンニバルを見つめる。

「…あぁ、ウィル」

首筋に痛みが走った。

「君を食べてしまいたい…」





ピクシブに上げるまでもないので、こちらにこっそり(笑)
色んな意味で食べたいんです、紳士なので。
ハンニバルを見直したいけど時間が…
明日はオフなので、itを観てきます:->
非常に楽しみ