話題:創作小説
こんにちはー。
パチパチありがとうございます(´∀`)
チマチマ書いてたこの小説も、気付けば16話!
20話までに完結させるのが目標です(^_^;)
今回はお風呂上がりのお話です。
遊びました(キッパリ)
遊び過ぎた感もありますがwww
ジャミル×セリアですが、絵面的にはジャミル×アリルなんですよね。
色仕掛けはアリルよりジャミルのが上手そうなイメージです★
ではでは、追記よりどうぞー( ゚∀゚)つ
『さて、これで良いな。ほら髪、ちゃんと拭けよ?』
『う、うん。ありがとう…』
入浴が無事に済んで、ジャミルに髪を拭いて貰っていた。
『ー…』
頬を赤らめて俯くセリアを見て、『のぼせたか?』と覗き込むも、違うと頭を振られる。
(どうしよう…!)
先程まで、共に入浴していた訳だが、さすがにずっと目を閉じ続けるには無理があり、少しだけ視界を開放したのだが。
その時に色々と見てしまったのだ。
(折角、ジャミル神は私を気遣ってくれて色々してくれたのに、何やってんの…!
私、只の変態じゃない…!!)
恥ずかしさと気まずさで顔を上げられない。
『アリル、どうした?』
恐る恐る顔を上げたら、真剣に心配している瞳とぶつかる。
『ジャ、ミル…』
『何か、気に触る事でもあったか…?』
『違う、そうじゃない。ただ…!』
心配はかけたくないが、本心を言う訳には行かない。
半泣きになりながらも、駄々っ子の様にイヤイヤするしかない。
『ただ?』
自分が幾らワガママを言っても、怒る事も無く静かに聞いてくれる。
ありがたいと思いつつも、かと言って言う訳にもいかない。
(もう、どうしたら良いのよー!)
『言ったらジャミル怒るし、絶対引くもん!』
(何だこの会話は…)
成り行き上、仕方無いとは言え共に風呂に入れさせた事に怒らせたか、長湯で気分でも悪くなったかと心配していたが、どうやら違うらしい。
その点で安心すると、余裕が出たのかセリアの言葉遣いの変化に気付いた。
(引くもんって…。意外と、お可愛らしいな)
セリアに気付かれない様に、フッと短く笑う。
ラケディア以外の女性と久しぶりにゆっくり会話をしたせいか、妙に焦らされ少しだけ苛めたくなる。
『全く。ー…オレを舐めて貰っては困るな。
絶対に怒らないし、引いたりしない。
さ、良い子だから何を考えてるか、言ってみろ』
クイ、と指先で顎を上げられる。
予想しなかった不意打ちに、頭は益々混乱する。
視線は、そのものに意思があるかと思う位に掴んで離してくれない。
『でも…、だって…』
『だって、じゃないだろ?
余り聞き分けの無い事を言うなら、無理矢理でも口を開かせるぞ?
…わかるな?この意味が』
『ふ、普通…。
それは口を塞ぐ…って意味じゃないの…?』
『正解。さ、良い子だから何があったか、言ってみな?』
セクハラ紛いー…と、言うよりもセクハラそのものの尋問に、クラクラと陥落したセリア。
普段は見せない色気と、お風呂上がりの蒸気のダブルパンチに、免疫の無いセリアには太刀打ち出来る筈が無かったのだ。