この絵!
ラファエル前派の中心メンバーの一人、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの『ベアタ・ベアトリクス(ベアトリーチェに祝福を)』。
生の破壊力が凄かった。
神曲の作者ダンテの死んだ恋人ベアトリーチェと、若くして亡くなったロセッティの奥さんを重ねて描いた絵らしいんですが、この絵を前に立つと、女の人の表情と芥子の花をくわえた鳥から色々言いたい言葉が訴えてくるみたいで。
ロセッティが奥さんを失った悲しみと絶望の深さとか、阿片中毒で死んだ彼女が天国で幸せでいられるようにとか、頼むから自分を置いて逝かないでくれとか……。
↑は全部観て勝手に感じただけなんですが、観てブワワッと想像爆発してガチ泣きしそうになって必死で我慢してました。
いや…………、これは魂揺さぶる絵。
あまりの衝撃についポストカード買ってしまった程です。
個人的には、ラファエル前派展で一番強烈な絵でした。
うん、これだけ観にいっても充分いいと思います。
ミレイの『オフィーリア』も素晴らしかったけど、この『ベアタ・ベアトリクス』は本当に凄かったですよッッ!
ラファエル前派- Wikipedia
ja.m.wikipedia.org
話題:美術館・博物館
↓生オフィーリアは結構でかかった
↑この女の人、誰かと思ったらギリシャ神話の冥界の王ハデスの嫁さんのベルセポネーだったんですね。
ザクロ持ってるとこで気づけって話ですが。
(ベルセポネーはザクロを食べてしまったせいで、ある時期はハデスの側にいないといけないって話だかなんだか)
アホす、私。
(^_^;)