話題:忘れられない人

事の発端は高校1年生が川端康成を知らなかったってことからなんですけど。「え、受験勉強で文学史ってやらなかった?」って。
最終的に「一般常識の問題に出るくらい知ってて当たり前の作家だから覚えて損は無いよ」に落ち着きました。

本題。

で、たまたま川端康成で検索したらこんな言葉が出てきました。

「なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでもなつかしいのね。忘れられないのね。別れたあとってそうらしいわ。」

『雪国』の中の一節らしいです。高校生に常識云々を言っておきながら私も読んだことは無いから「トンネルを抜けると〜」くらいしか知らないんですけど。

なるほど。
いつまでもなつかしくて、忘れられないんだって。
前後の流れでまた受け取る印象は変わるのかもしれないけど、今の自分のモヤモヤを的確に表現した言葉に出会ったことに少しの救いを見た気がします。

今度小説読もう。