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消えない傷-中学-


大人はどこまでも酷い


とくにうちの親



またもめてるし…



我が家が崩壊し始めてかれこれ4年…
当時中3だった私にとって、父親が浮気したという現実が理解できなかった。
まさか昼ドラみたいなことが我が家におこるとは考えてもいなかった。

あんなに仲が良かったはずなのにさ…
母親の怒りは収まるわけもなく、父親にリモコンや本などを投げていたことを私は忘れもしない。
母親は父親がいない時…私やなぁさんに向かって投げてきた。
状況が理解できないなぁさんを守るため、私はリモコンなどを頭に当てられた。

アザを隠すために前髪を伸ばした。
母親の怒りはすごかった。
私に向かって…母親は最低な言葉を言った。

「あんたなんか産まなきゃよかった。なんであんた生きてるのよ。あんたを産んだからあたしは幸せになれなかったんだ。」

中3だった私には辛すぎる言葉だった。
高校受験もあって、一生懸命だった私をどん底へ突き落とした言葉。
この言葉は死ぬまで忘れない。

私はそれから、勉強も頭に入らず、テストは1ケタにまで下がった。
目指してた高校にも行けなくなった。
あまりにも成績が悪くなったから学年主任の先生に呼び出された。
私は学年主任の先生とは仲が良かった。
でも家のことは言えなかった。

先生に「どうしたんだ?成績も急に落ちたし、最近ペコの笑顔見ないぞ。」

そう…あの言葉を言われてから全く笑えなくなった。
でも私は先生に笑顔で
「なんでもないよ。大丈夫」

でも先生にはバレバレだった。

「ペコ…何か家であったのか?言えばすっきりすることもある。それにペコは受験生なんだから一人で抱え込むな。」

そういわれた瞬間、私は今まで誰にも言えなかった辛さがこみあげ…先生の前で泣いた。
きっと中学生活の中で最初で最後の涙だったかもしれない。

先生は私が話すことを真剣に聞いてくれた。
先生は私に
「ペコは悪くない。ペコは受験生だからこれから一生懸命勉強して高校に受かれば、きっとお母さんもお父さんも安心するから。」

そういわれて…私はもう勉強するために家に帰った。
台所にいた母親に「ただいま」と言うために近づいた瞬間

シュッ

えっ‥

母親は私の胸に包丁を向けた。
「あんたなんなの。あの成績は!あんたはいったい中学で何をしてきたの!そんな成績なら生きてる必要ない」

私はこの時本当に母親に殺されると思った。
それ以来私はたまに呼吸ができなくなったり、心臓が痛くなるようになった。

それから、私は高校受験をした。
結果は合格
その日だけは家族全員が笑いあった。
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