紅茶一杯。



言葉遊び28。(バトン)
2016年10月7日 16:40

この異常な眠気がなぜ夜中に来ない。


下記の文章に言葉を足してみてください。暇潰しにどうぞ。


1、しらける程の愛を頂戴
→傲慢だな、とあなたが嘲笑う。



2、終わりのみえない螺旋階段
→登って登って登って。
理由は解らない。ただ立ち止まっては駄目だと頭の中で警告される。
声に従って、ひたすら登る。
疲れはなくて、ただ恐怖だけがある。
夢なら覚めて欲しい。いい加減、恐怖するのに疲れた。
自然と助けを呼んでた。一番頼りになる人の名を。
心細さに震えた声に、答えるように。
大きな手が、迎えにきて。体を掬い上げて、あっという間に出口へ連れ出してくれた。
目が覚めたら、隣であなたが寝てた。
お礼の言葉と共に、その腕を抱いて指先にキスをした。
やっぱりあなたは救世主だ。



3、言葉知らずの音楽家
→字が読めない君は、気持ちを全て曲で表す。
僕にくれる『言葉』は全部優しいメロディーで、時々泣かされてしまう。



4、無知で聡明、不快で愉快
→そういう面倒くさいやつ。とシェイクを飲みながら言われた。失礼な奴だな。



5、かくれんぼは得意だから
→多分大丈夫、って軽率に失踪したら、まさかこんな大事になるとは。
だってこんなに、執着されると思わなかったんだよ。そんなに必要な存在だったなんて、思わなかったんだ。
「ごめんな…」
取り返しのつかない傷負わせて。
「ごめん…」
もう意識のない、かろうじて形を留めてる人型を抱きしめる。
俺が馬鹿だったよ。本当にごめんな。



6、指先に力を込めて
→目標を見据えながら近付いたら
「興奮しすぎだ馬鹿、胸引きちぎる気か。」
と頭を叩かれた。
初めてなので興奮するのは仕方ないと思うんですよ。



7、喉の痛みに気をとられ
→隙を見せた自分が悪いのか、人が病気で弱ってるってのに、見舞いに来てケモノと化した相手が悪いのか。
たかが唇、今更の唇だけども。
風邪が移ったらどうすんだよ。
とりあえず本気で叱って、桃の缶詰開けさせた。



8、何度も何度も君が良いと言ったのに
→知らない聞いてない荷が重すぎると逃げ回って、好かれてない好きじゃない気の迷いだ今お前は正常じゃないんだと叫んで逃げ回って、そのくせじゃあ振ってくれ!と諦めようとしたら、なんだその目は。寂しそうな目をしやがって。やっぱりアンタ好きなんじゃないか!と諦めるのを止めたらまた逃げやがった。



9、悪者と呼ばれたのはいつからだろう
→自分なりの信念でやってきたつもりだったけれど、振り返ったら自分の周りには誰も居なくなってた。あんなに居たはずの仲間は、どこに消えたんだろう。



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土手で流れる川眺めながらタンポポの綿毛を息で飛ばすくらいの平和が好きです。


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