思い出の欠片




苦手な物を目の前にして
嫌いな物を思い浮かべてた


なんでかな?
なんでかな?


そしたらさ
嫌な思い出の欠片掴んだ


小学4〜5だった…


放課で自分の机に着いて
椅子に座ってたんだ…


途端に後ろから椅子を引かれて
床に尻餅をついた…


一回は気にしなかった…


今じゃ痛かったのか記憶に無い…


倒れた椅子を直す…


座ろうとする…


また椅子を引っ張られた…


2度目の尻餅…


流石に心折れて
泣き出した
声を上げて泣かずに
ジッと堪えてた…
でも…前の席の子は気付いてたなぁ…
何か言われたっけな?
そもA椅子を引かれる意味が
解って無かった…
嫌がらせなんだろうけど…


同じ例で
障害者になった女の子を
ボクは知ってた


机に顎をぶつけなかった事…
頑丈で良かった事…


だから
椅子に座る時が
恐かったりするんだ…


ちゃんとそこに
椅子が在ります様にって…


トラウマ…


だなぁ…


痛かったんだろうなぁ…


舌も噛まなくて良かったね…


血だらけにならなくて良かったね…


我慢なんてしなくて
大声で泣いてやれば
良かったんだよ…


可哀想な姿が
頭に浮かんでる…・・・