雨想いな人




雨が降ると
たまに思い出す
苦い想い…


久し振りに
ヒョッコリ顔を見せた
ボクの中


出会ったのは
春だった


第一印象最悪だって言ったよね


腹立ったよ


再会した時も
同じ事言ってたね


直ぐ解っちゃった


同じ人…


雨が嫌いと言ったよね
だから
雨で思い出すんだ…


震える喜び
楽しさ
愛しさ


震える悲しみ
怒り
苦しさ
もどかしさ


別れ…


過ごした時間は
短かったね…


もぅボクを
忘れたかな…?


隅っこにでも
残ってると良いなぁ…


何よりも
素直になれず…
傷付け合った



2人だから…・・・



ボクは忘れないよ


もぅ一回会えるならさ


ちゃんと…
もっと…
下らない話がしたいな…


春の幻さん


詩を書いたね
君だけの詩を


気持ち込めて
書いたんだよ…
不思議な感覚
忘れてない…


夢か
幻か…


触れられそうで
触れられない…


消えそうな
幻に例えて…


そしたらさ
夏の終わりに
君は消えたね…


知った時
無性にショックで
身体が冷たくなったよ
気持ちが凍った…


夏の幻さん


それから
頭は君で一杯になった


ようやくだった…


遅過ぎたね…


約束破った
ボクの罰だ


御免ね…


秋と冬の幻さん…


会いたかったね…


一度でも…・・・