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thx!<追記>

※ねつ造紳士の人妻本田略奪愛短文
これこれの続き!


用意周到に。それこそアイツの好むスマートな紳士を装う。
瞳を優しく幾分か細めて、口角を少し上げる。

「こんにちわ」

戸惑うような相手の瞳に映る自らの優しそうな表情に内心うすら笑いを浮かべながら、戸惑いを解すべく更に続けた。

「突然すまない。実はイギリスの件で伺ったんだ」

「…イギリス、さん?」

イギリスの名前が出たとたん表情を現すその小さな顔には明らかに当初程の困惑はない。

「ああ、アイツの兄貴なんだ」

「お、兄さんですか。立ち話もなんですのでお上がりになって下さい」

緩みきった様子で人のよさそうな笑みを浮かべて俺を家に上げる小さな家主の黒くてまあるい後頭部を見つめてジワリとにじむ高揚感に浸る。





「浮気…ですか」

「ああ、そうなんだ。こんなこと他人に頼むべき話じゃねぇんだけど。他に頼む奴が思い当たらなくて。すまない」

「…いえ」

スコットランドの話しはこうだった。イギリス本国にいるイギリスと長年連れ添っている女性が、最近イギリスが釣れないのを不安かつ不審に思ってイギリスの兄であるスコットランドに相談した。イギリスの彼女と兄弟ぐるみで付き合いをして来たスコットランドは断れずイギリスの動向を探っていたら今日、日本についた。イギリスは本国では日本とはいい友人関係を結んでいると公言している。そこで是非とも友人としてイギリスの浮気調査をしてくれないか、ということであった。

日本はイギリスが盛大に自分に愛の言葉を囁きながら本国に本当の想い人がいることに驚きをかくせなかった。

誰にでもあんな甘いこえで、優しい瞳で笑いかけて歯の浮くようなうっとりする台詞を振りまくイギリスを想像して日本は頭を下げた。白い項がスコットランドに晒される。

「大丈夫か、日本?顔色がよくないみたいだが…」

「いえ、大丈夫です。爺になるといけませんね、すぐ貧血など起こすもので」

「あいつには友達と呼べる人間がどうにも日本しかいないみたいでな。嫌なら断ってくれても構わないんだが…」

「…唯一のお友達。ですか…」

「日本?駄目か?」

本当は断ってしまいたかった。正直、イギリスに正式な彼女がいるという事実だけで日本は地面が抜けてどこまでも落ちて行きそうな程に辛い。

しかし、どことなくイギリスと似たスコットランドの紳士な振る舞い、それとは似合わない少し不器用でどことなく無愛想に聞こえる話し方が日本の判断を鈍らせる。

そこは惚れた弱みスコットランドにイギリスとの類似点を見つけて、ゆらゆらと心が揺らぐのを感じた。

<続>


スコ兄さんはすごい策略的だと萌えます、個人的に。演技とか人の表情読み取るのが上手かったりしたりして。予想外の進まなさにビックリだけどwww

人妻本田をいきなり押し倒したりってゆう感じのワンシーンがかきたいのに何故かこうなりました。次の次くらいで修羅場ればよろし。
2010/10/30 03:41 Sat
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