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朝摘み苺は毒苺<追記>

前回ねつ造紳士妄想のつづき
※ナチュラルstkのスコ兄ちゃん※現実世界のいかなるものとも無関係


我が弟ながら相変わらず詰めが甘い奴だと思う。と、言うかあんなやつにもいかに国の化身といえども人間臭いところがあったんだな、そんな感想。これなら匂いでバレるからと我慢していた葉巻が吸える、と木箱から一本取り出し口にくわえる。それほどに目に見えてイギリスは浮かれていた。そう言えば奴が国を空けて会議以外で経つのは半年振りくらになるかもしれない。前回の旅行は日本だったらしいが今回も日本なようでもしかしたら奴の女は日本に居るのだろうか。 

そんなよしなしごとを考えながら音もなくイギリスを追った。 

道中花屋で大きな大きな花束を飼うイギリス。

浮かれた火照った、奴の頬より遥かに赤い大輪の薔薇。そいつを引き連れついたのは落ち着いた雰囲気の日本家屋だった。 

ピンポーンと間の抜けたチャイム音がしてカララとその家の引き戸が開く。俺は見つからないように身を隠した。

「イギリスさん、お待ちしておりました」
「遅くなって悪い」
「いえいえ」
「これ。本当は俺が育てたやつが良かったんだけど」

ぶっきらぼうにその馬鹿でかい薔薇の花束が出てきた家主らしき小さな女に押し付けられた。

デレッデレと言わんばかりに緩みきったイギリスの顔と、艶やかな黒髪をサラリと揺らして室内に案内する小柄な女の華奢な背中を見比べる。
何時ものように乳の馬鹿でかい金髪ブロンドの女だとばかり思っていた。まさかコイツが?何がそんなにイイのだろうか。

「おもしれぇ…」

俺はニヤリと口端を吊り上げて笑った。久しぶりにいい暇つぶしになるかもしれない。つまらなかったらつまらなかったでたまには趣向を変えて東洋の女を抱くのも悪くないと、俺は肺を循環していた煙りを細く吐き出し半分程残っていた葉巻を側の電柱で捻り消した。 

<続>


終わらない/(^p^)\早く菊しゃんを言葉責めして欲しいのに!しかしスコ兄さんも暇やのうwww 
2010/8/8 19:03 Sun
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