熱が治まらない内に。

世間では、マリーアントワネット=悪女、浪費家、我儘三昧っていうイメージだと思うの。
実際それはそうなんだろうけど、彼女を死刑に至らせるまでには色んな経緯があり、そりゃあそうなるよな、と私は思ってしまうのです。

でも有罪か無罪かって話になると、悩んだ末に有罪だろうなと。
王室側、っていうかアントワネット視点で考えれば無罪を主張したいけれど、国民側で考えた時の恐ろしい苦しみや怒りは計り知れない。
国政とは、国とは、国民の為にあるべきかと。
なので有罪。でも死刑までは…シャルルとテレーズがあまりにも不幸。と思うけど、亡命失敗したのは親の責任だと思う。
フェルゼンの作戦無視して豪華な馬車で途中散歩したり肉屋でご飯食べたり優雅過ぎるわ逃げる気ないだろ。笑


さて、そりゃあそうなるよな、の内容について。
マリーアントワネットはオーストリアの女帝マリア・テレジアの娘であり、14歳でルイ16世に嫁ぎます。
日本史とかでも思うんだけど、昔の人って結婚早すぎるよね!
現代はあんまり早く結婚したりすると「これだから最近の子は…」とか「どうせすぐ離婚するに決まってるわよ、おままごとじゃない」なんて批判されがちですが、適齢期や常識っていつの間にか誰かが勝手に作り上げたものなんだと痛感しますね。適齢期じゃなきゃ駄目なら法律もそうそれば良いのに('A`)って私おもうよ。

話が逸れた。で、マリア・テレジアといえば夫が影に隠れてしまう程政治的に有能で、倹約家。鼻につかないセレブって感じ。笑

そんな家から14歳で嫁いだ家が、華やか大好きおフランスなんだからそりゃハジけるよ。
ルイ14世はオシャレさん、15世は女遊び三昧、そこにきてまだお子ちゃまのボンボン16世。
嫁いで早々もて囃され、国民にも歓迎され、貴族達に媚びへつらわれ、その実プライバシーの護られない生活。15世の愛人との確執。産んでも自分の子なのか、侍女の子なのか分からない短接触の子育て。

その末が、着飾ったり別荘でのんびりしたり…ストレス発散と現実逃避ですね、分かります。
死刑辺りの発言とか考えても、フェルゼンとの浮気も、本当読んで字のごとく浮気だったんじゃないかな。体の関係なしの精神的な恋人ごっこ的な。
現代的にすると…
夫の部下がちょっとイケメンだから身だしなみ気をつけよう→奥さん本当お綺麗ですよね、僕めっちゃタイプです!知らずに外で会ったらナンパしちゃってたかも。→や、やだもう!お世辞がお上手ですこと!(ドキドキ…)→本気です。→え…?(キュン…)→あ…(照…)みたいな。笑


…あれ、どうしてこうなった。
脱線し過ぎて疲れたのでこの辺で〆。