話題:本の感想
まずはこちらから。
多重人格もの。
とある豪邸のおぼっちゃまの家庭教師をすることになった梅田聡子さんが、解離性同一性障害の男性と出会いなんちゃらかんちゃら。
ちょう面白かったですが、虐待の描写がなんか……かなり精神的にキました。
なんでだろう?別に暴力的な描写がある本なんてそれこそ数え切れないくらい読んできたのに、この話のそれはやけに堪えました。
しかし、ひとつの脳に何人もの人格が入ってるって、すごいですね。
脳内で人格たちが会話してるみたいだけど、どんな感じなのか……。
ずいぶん昔にビリー・ミリガンの話を読んだ時も不思議だなって思ったけど。
人間の脳って摩訶不思議ワールド。
ま、最終的にはちゃんと統合されるんだけど、最後まで、広志(主人格)が残るのか卓也(多重人格の中の一人、全ての記憶がある)が残るのか……ってハラハラしました。
面白かったけど借り物だったので、再読できまへん。
つぎこれ。
ファンタジーぽいかな、と思って買いましたが、なんつうか、ラノベっぽい。
口減らしの為に、ちんぴらみたいな風体の偉い道士さまに預けられた少女ユギ。
この時、ユギ5歳、師匠30くらい。
で、本編はその10年後、ユギ15歳、師匠40くらい。
口の悪い守銭奴に育ったユギは師匠と兄弟弟子の左慈と3人でそれなりに幸せに暮らしていましたが、ある日不思議な子どもと出会い……。
なんかこういうラノベっぽい文章って、昔は平気だったけど、年クってから読むと寒々しくて痛々しく感じます。
でもまぁ、話は面白い。
キャラクターも可愛いし、かっこいい。
左慈とイルラックが好きだー。
左慈が戻ってきて、イルラック捕獲する場面が好き。
左慈「俺がいない間、ユギについていてくれた事、感謝する」ミゾオチグリグリ
左慈「ずいぶん長い時間を共にしたようだが、誓って間違いなど起きていないだろうな」
イルラック「嫉妬乙www」
のところ。
左慈可愛すぎるだろ!
イルラックも不幸すぎて愛しい……。
続きも出てるみたいなので、そのうち読もうと思ってます。
今更だが、これって感想なのだろうか……。