話題:いまの思考


何か大事なことに気付きそうで、その興奮ですべてが消えた。


だから、何の答えを求めていたかもわからない。


天使や神は愛だ光だ、それこそ正義というけれど。

人間はそれほど綺麗なもんじゃない。


その事実に無力感が押し寄せ、考えるのはこれからの生活。


最近、昔の夢をよくみる。

無視をしたのは、俺とお前のどちらが先か。


やられたからやり返した

先に手を出した方が負けというが、そこに悪という概念がなかったら。

やり返した僕が悪人ですかね。


少数派がいくら悪を叫んだところで多数派が気にもとめないなら、やはり悪は少数派だ。


そうやって少数派の中で多数派を憎んでいることは、楽なのだ。

自分は正義でいられるから。


これだけヒーローが溢れているのは、誰しもヒーローでいたいのだろう。

多数決では悪でも、自分自身が正義ならそれで良い。

この世界に本当の悪役なんていないんだろうな。



悪どい理由で人をころしても、悪人という正義を貫いただけのこと。



正義って、お互いの正しさのただのぶつかりあいか。



それが親しい中であっても変わらない。

自分の中の正義をお互いが貫けば喧嘩。



そういう些細なことにぶつかるたび、めんどくせえなと思う。


過去に受けて出来た傷は、ずっと痛み続ける。


愛されない


年月が過ぎるほど、それは厄介な傷になる。


なんだよ、愛されないって。
そんなに愛されたいのかクソが。


悪態をついても晴れるわけではない。


ならば、いっそ体ごと消えてしまえばいい。
めんどくせえよ、もう何もかも。







お前が悪いと言えば、オロオロと狼狽え。


ちげえよ、バカ。


お前のその優しさがムカつくんだよ。

除け者孤立嫌われ者が当たり前だった俺には、それがいてえんだよ。

ありがとうと言うべき

そんなこたぁわかってる。

目の前にある親切を受け取れない。

これは意地か。

なんのための?

わからないが、受け取れない。
受け取りたくない。

そもそも、優しさだなんて思いたくない。

優しさなんて、どこにもなかったんだから。

今さら、受け取れるか。

俺のことなんか適当に扱えよ、構うなよ。

これがいつも通りなんだから。


なのに、なんで泣きたくなるんだろうな。

バカみたいに涙腺が緩むのだろうか。



この世界に優しさがあるなら、俺が耐えてきたあの世界は何だったのか。


どっかで優しくされたら、こんな自分でも変われると思ってた。

優しさがこんなにも痛いなら、何にしても生き地獄じゃねぇか。



誰かを傷付けても、救われねえとわかっているのに。



俺は受け取れなかった。

その手を掴めなかった。




あの頃の味方は自分だけの世界がよみがえる。


ひとりぼっちの日常の中、こんなふうに手を差し伸べてもらえたなら。

俺はありがとうって言えたかな。

お前みたいに優しい人間になれたかな。






やっぱり俺、あの時しんどきゃ良かったよ。