銀河のはちぇまれ〜!

あの…分かんない人は
分かんなくていいです。








「×イプじゃん」って言われました。




禄弥くんと付き合うにあたって
『以前私は男の子と
こういう事があったので
そんな簡単にえっちなことは
出来ないぞ!怖いんだぞ!』
という話しをしました。


もちろん
『誰に』された
なんて言いませんでした。




同じ学校に
いるんですもの。




「なにそれレ×プじゃん」と
事情を聞いた禄弥くんは言う。

お前はそのレイ×マンと
談笑とかしてっからな。
など等内心思ったものです。




しかし禄弥くんは
そんな私を
ぎゅっとしてくれた。




『怖い原因』を作った
あの感覚は
身体を弄(まさぐ)るような
そういう体験を元に出来ていて


禄弥くんがしてくれたみたいな
ぎゅっとなんてのは、まるで違う。


とっても安心できて
それでいてドキドキした。

(それだけで、気持ちよかった。)




キスをするのには
とっても勇気が必要で




出来るまでに時間がかかった。

それまで禄弥くんは
待ってくれて、ぎゅっとしてくれた。




もう、あの時みたいに
ぎゅって、出来ないんだな。