焦燥の影が溢れかえって
居場所をなくした
罪なる母体と憂いの定めを
シャベルで掘り返した
ただ、静かなる夜明け
色濃く育っていく、
僕の刺々しい生命を
憎むしかなかった
いつかの日か彼女の、
目から滲んだ少しの温かさが
救ってくれると信じていた
時は遅かれ早かれ、
多くの死を咀嚼して
飲み込んでは償いを人間に
押し付けては眠る
平和という怠惰を、
認めず生きていく
一体、何が間違いだ?
平和という混乱が、
認められるならば
僕は今日も聖なる血を求めて
殺人を犯す
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焦燥の影が溢れかえって
性 別 | 女性 |
誕生日 | 10月4日 |