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便利屋さん


街の外れの古びた一軒家。
そこに実しやかに噂される伝説の姿はあった。


***


「え、と。俺は助手としてここに雇われたんですよね?」
「いや、ハウスキーパー。」


伝説に憧れていた。
本の中の探偵よりも警察よりも医者よりも優れてかっこいい彼らに。


***

「てめぇには血も涙もねぇのか!」
「悪いな。俺の身体に流れてる水分は全部アルコールなんだよ。」
「そないなこと言うてるから最近腹出てきてんねん、お前。」
「お前はちょっと黙ってろ。」

蒼い髪の男は冷徹非道。

***

「私愛してるんです。貴方のこと。」
「うん。俺も愛してんで。」
「嘘。」
「ほんと。やから、ええやろ・・・?」 

着物を着た男は女たらし。


***

「おい。」
「んー?」
「腹減った。」
「ふーん。」
「血。」
「いや。」
「おい。」

血色の目をした男は吸血鬼。

***

「あ、あの、俺は…」
「はぁ。期待した俺が馬鹿だったね。こんなこともできないなんて。」
「っ申し訳ありません!あの!」
「舐めれる?」
「・・・はい?」
「地べたに這いつくばって俺の靴舐めれるようなら信用してあげる。」

金髪の男は女王様。

***

「噂って美化されるんだなー。」
「何の話だ。」

隣に腰をかけてきたのは同じくハウスキーパーのアルバートだ。
アルバートは幼い頃からルーンさんの犬(もうすでによくわからないが)だったらしくハウスキーパーといってもルーンさんの世話しかしない。
しかし会話ができないかと言ったらそうでもない。
というか、昼間っから机囲んで酒呑みながらポーカーしてるあの悪い大人たちよりまともだ。

「いや、なんかもっとすっごい人たちだって聞いてたから。」
「・・・ああ。隠居だからな、彼らにとっては。」
「まだそんな年でもないだろ。」
「出る杭は打たれる。そういうことだ。」

打たれるようなタイプじゃないだろ。
そうツッコみたかったけどやめた。

きっと俺なんかが口を挟むことさえ許されないような、彼らの時間があったのだろう。






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龍炎ジンルーユリアル便利屋さんパロ。
ダメなおっさん4名と奮闘する若い子2名。
ユリアルが可愛く見えるパロ。

ホモが欲しいんだ


毎日ドラマダで荒ぶってる割に妄想は創作ネタ多めです不思議。
自分勝手に妄想できるからね!創作は!

ということで今日はホモうそうです。
どうしても書きたかったのです。

傲慢で俺様で金持ちで何でも出来て顔もいいけど頭弱いのが受け。
人を引っ張っていくだけの力があって、会社も継ぐ予定になってる。
彼女もいて、適当に付き合ったりしてて、でも、そんな彼(露木 佳斗)が本気で人を好きになった相手が男。
相手は穏やかで天然で抜けててほっとけないような年上の男の人(和泉 優)。
露木の家に置かれた医者。わがままでやりたい放題だった佳斗が唯一懐いた相手。
そんな彼のことを愛しいと思うようになって、恋焦がれて、どうしようもなくなる佳斗。
なんだって持っててなんだって出来て。でもたった一人が手に入れられない。
気持ち悪いって思われたらどうしようって考えが止まらない。
そんな中、優さんが結婚するって幸せそうに佳斗に微笑んできて、でも引き止めることなんて出来る訳もなくて
引きつった笑みでおめでとうを告げる佳斗。
初恋がやぶれてそれからはその思いを一人で大事に抱え込んで普通に生活してた。

でも、大学生になって、ゼミはいって知り合った男(楢橋 悠)といがみ合いつつも行動共にするようになって。
んで、飲み会の後二人でぶらぶら歩いてたら優さんの車が二人の前に止まる。助手席には奥さん。
「もうすぐ子供が生まれるんだ」って幸せそうに話す優さん。「佳斗くんに名づけ親になって欲しいな」とか。
それを苦笑でごまかして、送っていくという言葉も流して、去っていく車を見送る佳斗。
歯を食いしばって、今にも泣き出しそうな顔で。
それを見て悠が冗談まじりに「なに、お前あの人のこと好きだったわけ?」とか聞く。
それに過剰反応してしまう佳斗。
その反応はどう考えたって肯定の意を示してて思わず「は…まじかよ、きも…」とか言っちゃう。
その言葉に絶望してこらえてた涙流していつもの横柄な態度なんかどこにもないくらい苦しそうな顔で、帰っていく佳斗。
一人でベッドの中で泣いてる。
次の日も学校行く気になんかならなくて、心配して周りから来る連絡が怖くて、携帯も壊しちゃう佳斗。

悠はその間罪悪感に駆られて何度も連絡してんだけど繋がんなくて、直接佳斗の家尋ねるけど一般人が入れるわけなくて
困ってたら幼馴染兼側近の男(安治 泰宏)がしれっとした顔で中にいれてくれる。
事情は知らないけどしょぼくれた佳斗にいらいらしてたとか。
で、佳斗の部屋入ったら泣きはらした目で睨まれて、命令するように帰れって言われて、それでも近づいていったら
怯むように逃げ腰になられてそれがなんとなく面白くてベッドに沈んでる佳斗をまたぐようにのしかかって。
そしたらおもいっきり殴られて「馬鹿にしてんのか」って静かに問われて。
「あぁ。だって気持ち悪いだろ。ゲイとか…男なのに男好きとか意味分かんねぇし。」って言いながら言葉とは裏腹に
佳斗のこと抱きしめて。
混乱する佳斗をよそに「察しろ馬鹿野郎。」ってキス。


うわぁいリリカルホモォ!


この感情に名前を付けるなら、

※アルバート×ルーン




愛していた人が他人と恋仲になった。
そんな時、人はどんな感情を抱くのだろうか。
怒り、悲しみ、悔しさ、虚しさ。様々な感情を抱え、嘆くのだろう。

そう、客観的に感じることはできる。


ならば何故。

自分は愛し合う彼らを見てもなんの感情も抱かないのだろうか。
ただ愛しい彼が幸せを抱えて笑う姿を見て、愛しいと思う。
その笑顔を与えているのが自分ではなくても、向けているのが自分でなくても。

愛しい。

ただ、そう思う。


大して優れてもいない自分の頭で考えても自分の感情の正体も掴めない。
彼らを視界に捉えたまま思考を巡らせていると、話を終えたらしい彼がこちらに向かって歩いてきた。

「行こう」

静かに告げられた言葉に頷き、空間転移をする。
斜め後ろから彼の表情を覗き見て、ぞくりと歪んだ悦楽が体をめぐった。

先程の柔らかさなど微塵もない、狂気に濡れた艷やかな笑み。
戦時中と何ら変わらない、研ぎ澄まされた狂気に触れ、笑みが浮かんだ。


「楽しそうだね?」

きっとこちらの心境に気づいているのだあろう彼が言った。
そういう彼自身も機嫌がよさそうである。

「貴方が愛しいと、改めて実感していたのです。」

そう言えば彼は笑った。
太陽のような笑みではない。月光のように繊細で、どこか艶美な笑み。


「ふふ。ありがとう。」

彼は言葉を返さない。
俺に愛を囁かない。
だがそれこそが彼からの好意だということくらい理解している。


美しい金糸、整った顔、しなやかな肉体。
彼の素晴らしさを述べることなど造作もない。

でもやはり、こう思うのだ。


「狂ってるんですね。」

私も、そして貴方も。






彼はやはり笑った。





狂気に染まった笑みだった。



この感情に名前を付けるのならばそれはきっと―――――

お知らせ?


ボールペン一発書きではありますが、一次創作『スターチス』の登場キャラクター数名のイラスト付きで紹介を作りました。
フリーページリストの方から飛べます。


明確な紹介がされていないのはまだまだ活躍していないキャラが多いからですね。
早く本編進めます_(:3」∠)_

明日は!明日こそは小説書くぞ!!!
やるやる詐欺やめる!


もちろん我が子を描いて下さる方などいらっしゃいましたら、許可など取らず描いていただいて結構です。
あ、でも私にください(迫真)

コラボ希望等ありましたらいつでも声かけてやってください!

さよならよ、


※我が子
※ルーンとアルバート
※安定のアルバート







白衣を纏った青年に、どう考えても本来の目的とは別に作られたであろう巨大な斧が振り下ろされる。斧の持ち主は青年よりふたまわりも体のサイズが大きい。



青年は寸でのところで攻撃を躱した。



轟音とともに、粉塵が舞う。



「勧告しておいてあげる。―――それ以上近寄るな。」



青年は笑ってそう告げた。

懇親の一撃を避けられたうえに涼しい顔をしてそう言う青年に男は容易く、激昂した。

そして再度武器を振り上げ、青年に襲い掛かる。



「せーっかく、忠告してあげたのに!」



馬鹿だね、そう呟いて青年は笑みを深めた。

そこで初めて男は青年に恐怖を覚える。


美しいマリンブルーの瞳に底知れない狂気を見たからだ。



「っ!」

「遅いよ。」



激痛が体を背後から貫いた。


(
くそ、仲間がいやがったのか…)


歪む視界の中振り向くが誰もいない。

男は真実を知ることなく、的確に心臓を貫かれた剣によって、息絶えた。




「お疲れさまですルーン様。」

「ん。ま、疲れるほど力も使ってないけどねー。」



青年は後ろに控えていた自らの犬である男に笑いかけた。

男は青年の笑みに頬を染める。



「奴が砂巻き上げてくれたおかげで錬成しやすかったしね。」

「そうですね。あの男は何が起こったのか分かっていないようでしたが。」

「しょうがないんじゃない?空間錬成できる人間ってほとんど知られてないし。」

「やはりルーン様は選ばれた人間なのですね…」



恍惚とした表情を浮かべる男を一瞥して、青年は呆れたようにため息を吐く。



「俺は普通だよ。ただ人よりちょっと強い力を所持してるだけ。」


彼はそんな風に謙遜をのべた。

どう考えても普通とは掛け離れた位置にいるのに。




青年は、笑う。



「ま、負けたことなんてないけどね」




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自分で書いといてあれだけどアルバートって本当に気持ち悪いよね(迫真) 
とりあえず戦闘シーンもっとうまく書けるようになりたいなぁ。

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プロフィール
甲斐さんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 10月13日
職 業 大学生