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20120627

暇だったので、仕事に備えた体力づくりもかねて、夕方、散歩した。
徒歩で約一時間の場所にある図書館までわさわさ歩いた。
向かう途中突然ウンコがしたくなったけど、漏らしたりなんかして、ただでさえズタボロな僕の自尊心をこれ以上傷つけるわけにはいかないと思ったので、気合いで死守した。しばらくすると奥の方に引っ込んだ。
図書館に着いて、中に入ろうとしたが、どうやら閉館日だったらしく閉まっていた。
チッっと舌打ちをしつつ、図書館のすぐ近くにある美術館的な所に立ち寄ってみたら、そこももう閉館10分前だったらしく、その旨のアナウンスが館内に流れていた。
受付で事務的に微笑んでいる中年女性の顔面には「諦めて早く帰りなさい」とくっきりと書いてあった。
悔しかったので閉館ギリギリまでエントランスに居座ってやった。僕は性格が悪い。
入口にあるウンコみたいなオブジェをみていたら、便意が蘇ってきたので、トイレを借りてやった。
美術館で産み出されたウンコはどこか高尚で芸術的だった。流すのがもったいないと一瞬ためらわれたほどだ。
けど、儚いからこそ美しいんだよな、などと訳のわからないことを呟きながら、結局、水を流した。
スーパーやらタワレコやら、いろいろよって、ぶらぶら歩いて帰ったら、夜九時を過ぎていた。
こんなに歩いたのは久々だったので、すごく疲れた。
帰ってきてから、何かすべきことがあったような気がしたけど、体と脳みそがいつにもまして動かなかったので、諦めた。
パスタを食べながら、スパイダーマン3を見て、風呂に入って、サンドマンの能力って凄いチートだよなと思いながら寝た。

今日は雨の日

今日は昼ごろに眼が覚めた。カーテンを開いて窓の外を見ると、灰色の雲の下に墓石のようにならんだビルやら建物やらが、ザーザーと灰色の雨に打たれていた。通りを歩く人はほとんどいなかった。ああ、今日は安心してひきこもれる日だ、と思ったので、トーストと目玉焼きを作って食べたあともう一回眠った。

夕方、仕事先のチーフから電話がかかってきた。初出勤は来月の5日に決まったそうだ。あと十日か・・・死の宣告を食らった気分。

研修終わった。疲れた。

奴隷になるための通過儀礼がまた一つ終った。
午前中は、よくわからない薄っぺらい企業理念やら行動規範やらを叩き込まれ、午後には、サディスティックな中年女性に6時間みっちりレジの操作方法を教えこまれた。
(僕は精肉部門だから、レジなんか使わないハズなのに・・・)
すごく緊張して、すごくたくさん失敗して、すごく疲れた。
帰ってる途中、すごく死にたくなった。
横断歩道をわたっているとき、ずらーっと並んだ車が風の谷の〜に出てくるオームの群れみたいだった。
誰か頭のおかしなドライバーが僕を轢き殺してくれないかと期待してたけど、誰も僕をミンチにしてくれなかった。

明日は研修・・・

そもそも、死ぬのが怖くて死ねないから死なないために働くとか、そんな消極的な動機で仕事がつとまるのか。モチベーションは保てるのか。明日はキチンとどもらずに喋れるだろうか。大きな声で挨拶できるだろうか。仕事を要領よくおぼえられるだろうか。怖い人から嫌な目にあわないだろうか。何か失敗はしないだろうか。顔面が真っ赤になったり、頭の中真っ白になったりはやっぱりするんだろうな。ああ、もう嫌だ。いろいろと不安だ。憂鬱になる。何か楽しいことを考えなきゃ。楽しいこと。楽しいこと・・・・・なにも思いつかない。糞。

髪を切った

床屋にいくなんて無理。
高い金払って、素性の知れないおっちゃんに、一時間弱も拘束されて、髪を刻まれつづけるなんて、そんなハイレベルな罰ゲーム。無理。

子供の頃は我慢しつづけていた。
おっちゃんに、話しかけられて、緊張のあまり顔面が完熟トマトみたいに真っ赤なっても。
ハサミがコメカミに突き刺さって、そこからケチャップが流れ出ても。
世の中はそういうものなんだ、子供はしょせん大人の前では無力なんだ、と自分に言い聞かせてた。
家に帰って、枕に顔をうずめて、プルプル泣いてた。

でも、もうそんな僕とはさようなら。だって、もうぼく大人だもの。自分で髪くらいきれるもの。
電気屋さんでバリカンを買った。6470円もした。高い。財布すっからかん。
でも、三回くらい使えば元は十分に取れるし、床屋のおっちゃんにおびえなくてすむからお得。

髪を切ったら、坊っちゃん刈りみたいになった。子供のころを思い出して、泣きたい気分になったけど、全然涙がでなかった。
大人になって、感情が死んじゃったのか。あーあ。
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