A gentile timbro〜囁き〜

あと七日の命だったら……

僕は何をするだろう

会いたい人に会いに行く？

やりたいことをやり遂げる？

今まで通りに生活する？

僕は何をしたい？






森の奥地

ひっそり佇む家

僕は何を思った？

孤独を胸に

旅立つことを恐れた？

輝く夕日に

淋しさを抱いた時のように

後ろに影が一つ

僕はまだ生きているのにね







声にならない叫び

思い出が巡る

記憶に蓋をされ

大切な何かを忘れていく

明けない夜

沈む心

冷たい涙






でもね…

最後は笑って行きたい

例え闇でも

僕がいなくなった

世界が何一つ変わらなくても

みんなの心にいる僕は

いつも笑っているように







あと七日……

僕に残された時間は

あとどれくらい？

音符が空から

降ってくる

僕の周りは音符がいっぱい

僕は降るたんびに

音符と一緒に舞う






どんな音だって聞こえる

どんなリズムだって踊れる

だって僕は

そのために生まれてきた

なにも恐れはしない







沈黙……

それは僕が音と別れを告げる時

僕には音が必要だから

音のない世界にはいられない







僕は歌姫＊

音とともに時を制すもの

世界に喜びと出会いを

撒き散らすもの

だから…あなたも……

眩しい太陽が

さんさんと降り注ぎ

僕を闇から突き放す

嫌だと思ってたのに

心は追い求め

僕は外へと駆け出した






あの人に会いたい僕

あの人に会いたくない僕

喧嘩している僕は

いつだって大忙し

真実なんて分からなくたって

いいんだから







矛盾だらけの僕に

君は笑いかけてくれる？

壊れてしまった僕を

君は治せる？

ううん…

僕は何も望んでいない

今を変えないで

僕は今のままを生きていたい







一滴の水が

心の泉に波紋を描く

広がり・なじみ・消え

境界線を壊していく

僕は誰でもない

僕でいたい

どこからともなく音がする

これはなんの音

近づきたくなる音…？

ううん…

逃げてしまいたい音






必死に逃げて

たどり着く場所は

果てしない暗黙の闇

でもどこか心地好い

今は一人にしてほしい

誰も僕に触れないで




アリスのうさぎ走ってくるよ

追い掛けられたら

逃げたくなる

逃げられたら

追い掛けたくなる

僕は常に求めていたい







静かな闇にみをまかせ

清き泉に心を渡し

僕は操り人間になる

誰が僕の運命を握るか

まだまだわからない






狂い始めて

もぅどれくらい？

僕は踊り疲れた

人形に成り果てた

こどもから大人へ

記憶から思い出へ

願いから希望へ

今日から明日へ

過去から未来へ

そうやって人は変わっていく

一人だった帰り道から

いつの間にか影が増えていて

淋しいから嬉しいに変わってた







どんなに絶望的でも

明日になれば

変わるかもしれない

そぅ信じてみるだけでも

人って変われるんだと思う

明日や未来が見えない不安より

足元が見えない不安の方が

苦しいと思うんだ







だから目標を

大きく掲げて

明日に向かって走り出したい