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はじまり、物語

 


世界の片隅で小さく始まる物語

どれだけ集められるだろうか




ここは麻樹が運営するブログです

自分が好きなのを語ったり
活動を語ったりしようと思います
今お熱なのはポップン(NL)中心に
イナイレイナゴオリジナルです

一応メインはツイッターです
【@majustar777 最近のメイン】
【@Inazumajuuun イナイレ垢】
主にここに出現しています
趣味、思考が合っていれば
フォロー大歓迎です

同人活動は地元中心に
オンリーだと東京出動します
地元だと個人サークルで
オンリーは姉と二人サークルです
活動のメインはポップンです
【個人*流れ星スタッフ】
【共同*星風輪舞曲-ホシカゼロンド-】


*麻樹(бвб)
カレーうどんとチョコレートで
生きていくダメ人間
一応見えないけど成人済み
NLクラスタだけど腐女子でもある
女体化や擬人化も大好き
ポップンではライトくん大好き
悲しい恋や片想い、悲恋系など
暗い話を考えるのが得意




隠さないで泣かないで

 



どうしたら泣かなくてすむのか


どうしたら幸せになれるのか



全てが、叶うことのできない

【消失系女子】





君たちはそうやって
裏側に隠して
お面をかぶって笑うんだ

君たちの「なんでもない」は
なんでもなくはないんだ
君たちの「平気だよ」は
平気じゃないんだ
辛い顔して逃げるんだ
知らずに君は泣いてるんだ
大丈夫じゃないを
君たちはずっと隠してる
周りに迷惑かけないようにって
自分を辛くしてるんだ



「...何をやってんだよ」
「ワンコさん
うん、なんでもないでするよ」
「なんでもなくないだろ」
「ほんとでするよ、
空が綺麗だったから
ただそれを見に来ただけでする」
「...そうかよ」

そう言って君は嘘をついた
君は嘘をつくのが下手だ
だって、今日の空は
雲がかかった暗い空だった



「...___」
「俯いてると気分が暗くなるぞ」
「あ、テルオ」
「どうしたんだ?
なんかあったのか?」
「なんにもないよ、平気」
「俯いてただろう
そう言っても説得力ないぞ」
「大丈夫、私は」

そう言ってまた俯く君
君はかたくなに辛いことを
周りに言わないみたいだ
これで、何か変わってしまう
そう思って



「...痛いなぁ、ほんと」
「なにがだよ」
「...!!
れ、烈さん?!
なんでもないです!!」
「はあ?痛いっつってたじゃん」
「目が痛かっただけですよ!
治ったんでもう大丈夫です!」
「...ああ、そう」

半分ホントで半分嘘
目が痛いほど泣いたんだろう
でも泣いた理由を
君は絶対に言ってはくれない



「はぁ...はぁっ...
何してるんだろう、私
こんなことしても意味無いのに
解決できないのに、
どうして?なんで?私は動けない
本当に弱いんだ」
「...リカちゃん?」
「え...っ?!
...!レ、レオンさん...!」
「リカちゃん、泣いて...」
「...っ!!」
「あ!待ってよ!!」

驚いた表情の君を捕まえた
君をほっとくなんて出来ない
君は逃げようとしている
けど、それは君を傷つける
それはしたくないんだ
ごめんね、どうか
このまま動かないで

真実までは



「...ぐすっ...えっぐ...」
「さらさ?」
「そ、ら...さ」
「泣いてるの?
どうしたの?」
「ない、て...な...」
「泣いてるよ、嘘つき
そんな辛いことはやめてよ
もういいんだよ、さらさ」
「そら、さ...ん!」


その時だった


「なんでもない、

なんて、もう言えません...!」


彼女たちの貯めてた
辛さの風船が弾け、
彼女たちには
涙がたくさん溢れ出た



「...フロウフロウ
いるんだろう、ここに」
「...ヴィ、ルヘルム...様...」
「フロウ...!」
「...ジャ...ジャッ、ク...!」
「...ジャック
ここはお前にまかせる
辛い思いはもうさせるな」
「了解
言われなくとも」



彼女たちの本音が
涙と一緒に溢れ出る


私たちが弱かった
消えるという恐怖
それを助けれない
弱さと辛さが胸に刺さる

自分に何ができる?
それもわからず動かない
こんな辛く嫌なことはない

彼女たちはずっと抱えてた


「もう辛いよ、隠せないよ...!」
「フロウ...」
「私たちは何ができるの?
私たちは変えることができるの?
もう人を辛くさせてる
私たちはどう動けばいいの?
わからないの、辛いの」


彼女たちが明かした
辛い現実と辛い感情

その日、世界は涙を流した



「自分を変えることができるのは、
当たり前、自分だけなんだ
いつか君たちも気づくだろう
それは簡単じゃないから
周りを見て、信じてみてほしい
その時、変わってわかるんだ
だからもう少し待ってて
君たちの世界はまだ終わらない」


そこで辛さをぶつけられた、
それだけでも進歩だから




-



消える事実を受け止めたこぺると
辛い君の助けになりたいワン

自分を追い込んでくリゼットと
それを静かに助けたいテルオ

消えることが痛いシエルと
辛い理由を聞き出したい烈

弱い自分が嫌なリカと
そんな君がほっとけないレオン

もう隠せないさらさと
もう隠して欲しくない空

もう戻れないフロウフロウと
その君を捕まえてたいジャック




【僕らの消失についてお話しよう】




幸せは、消えない






僕らの消失について、


お話ししよう





彼女たちは、残ることが許されなかった、

* 消失系女子 *




(直す意志を)


いつからだろうか、フロウフロウの投影機は壊れていた
いつだろうか、その故障を直すのはとても困難で、下手をすれば自分自身が消えてしまうと聞かされたのは
その一か八かの奇跡を信じて、故障を直してくれる、君たちの後ろ姿がとても眩しい
その一か八かの奇跡を求めて、走りだした君の優しさがとても身に染みて

ああ、神様、こんな悲しいことはありません
消えるなんて、そんな悲しいことは、みんなの前ではしたくありません

せめて、この意志だけは
泣き続ける仲間に

届きますように



………


フロウの投影機の故障を直してくれているのはビットです
アリシアの頼み
ビットだけじゃダメなことは、自分もアリシアも分かってる
けど、やれるだけのことはしたい、と意志を貫いている
走りだした、と言う子はさらさ
フロウととても仲良しでフロウの辛さをとてもわかっている
からこそ、彼女のためにも無茶して奇跡を求めてるんです








(最後の笑顔は)

いつからか、記憶喪失なこぺる
何故ここにいるのか、なにもかもが分からない状態で、消えかける自分を目の当たりにし、混乱した
その瞬間を見てしまったリカ
その時のこぺるの顔は、"独り"と言うことを訴えていたようで
ワンやあゆむといる日々は楽しいだろうけど、記憶喪失というものが気に掛かり離れない
リカは彼女の笑顔が見たくて、彼女のために何か力になろうと決めた

記憶喪失が戻ったとき、真実を知ったとき、辛くないようにしてあげるから

でも、その想いは届かなかった



………


これを作ったときはまだ公式発表してなくて、発表したとき、公式の記憶喪失を入れてまた話を作りました
ワンとあゆむと一緒にいるのは暖かいけど、記憶喪失の中にどこか"独り"を感じていたこぺる
だから、誰よりもその気持ちをわかるリカが、この話に繋がっていったのかもしれません








(流れていくなら、
止めてあげるから、)

シエルは雲、空に広がる白い幸せ
しかし雲は形を変え、消えていく
シエルもそう、いつか形を変え消えていくのかもしれない
彼女は"消失"から逃れられない
それなら、今を前向きに生きていくことを考えるも、現実は辛いことだらけで

そのとき現れたのは向日葵
「辛かったね、頑張ったね
君はもう無理しなくていいんだよ
私が君といるから
君の思う人もずっといるから
笑顔をあげる、たくさん
そして、君が辛くなくなったら
笑顔を見せて」
涙が止まらなくなる
こんなに暖かいのは初めてだ

私は、幸せになれるんだ



………


シエルは雲の"消失"からは逃れられないんです
いつかは分からない、けどいつしかは必ず消えていく、そんな命なんです
それをわかって、烈はシエルを愛していくと思います
ちなみに向日葵はリゼットです
烈からテルオ、テルオからリゼットと繋がってきました
リゼットは笑顔を届ける向日葵だと思います




"消失"が変わらなくても、
消えなくても、
今を生きて、信じて、

笑っていられれば
…幸せなんです


ねぇ、神様




【僕らの消失についてお話ししよう】



寒空の下で涙する

 

君が言った言葉は
今でも耳に残る

さぁ、一緒に行こうか





おんなのこと目深帽子は双子である
見た目からしてもう歳がとても離れているようだが、それには訳があって

目深帽子は周りの人を無くし、淋しくなったおんなのこを心配していた
そんな中、おんなのこはいきなりの事故で左目を怪我し、見えなくなってしまう
おんなのこが傷付いてしまい、守れなかった悔しさが募る目深帽子

そのとき、目深帽子は思った
「早く大人になれば、おんなのこを守ってあげられる」、と
その気持ちは強くなっていき、目深帽子の体の時の流れは早くなり、早く成長もした

その反対に、おんなのこは大人になりたくなかった
大人になるにつれ、人と離れる機会が増えると考えていたからだ
目深帽子と離れることになるのだったら大人にならなくてもいい
おんなのこの成長は止まってしまった

しかし、その矛盾がまた不幸を生んで
その二人の思いは世間にとっては気味の悪いもので
また二人は世間から孤立してしまい

最終的に選んだ道は心中だった

二人は淋しくはなかった
たとえ違う外見でも、自分たちは双子
必ずつながっている
一緒に墜ちても、また出会えることを信じて

二人は世界に別れを告げた

そのあと、おんなのこは猫に生まれ変わった
目深帽子はその猫に憑く霊になっていた
また気味の悪いものになってしまったと思ったが、また出会えたから幸せだった
二人はまた、仲良く街をさまようのです

そのあと、とても優しいお坊さんに拾われることになる



【目深帽子とおんなのこ】



私たちの周りは

 


光で溢れてる
希望で溢れてる

泣くのはやめて、
ずっと笑ってよう






世界はこんなに光に満ちあふれてる
そんなことを思ったのは何時だったか

フロウフロウは目覚めた
いつもの場所で
機械が並び、ごちゃごちゃとデータが集まる
こんな場所で目覚める朝が無くなればいい、と何回思っただろうか

そんなとある朝に、外から声
ジャックだった
「お前の求めてた世界にたどり着いたぞ、フロウフロウ」
彼はそう言って、フロウフロウの手を引く
神のおかげで実体を持つことができた彼女は、その足でジャックと共に走る

目の前に浮かんだ光景は


『おめでとう!!フロウフロウ!!』


そんなみんなの声だった
フロウフロウはデータの破損によって、運が悪ければ消えてしまうまでの状況に陥ってしまった
でも、そんな彼女は強い意志を曲げずに、ここまで来たから消えないでここにいることができた
そんな彼女にみんなからのお祝い

一度消えたこぺるも最後まで曲げない心を教えてもらった
シエルが消えそうになったときも彼女はずっと支えてくれた
自分も【消失系女子】なのに、消えないと彼女は仲間を信じ続けた
そんな彼女に支えられ、ここで笑えてることを、この言葉、体で伝えたい
彼女におもいっきりの『ありがとう』を!!

そして、フロウフロウに届いた手紙
ジャックが開けて、彼女に見せる


お前の信じた世界はここにある
お前は一人じゃない
あの機械じみた世界から抜け出そう
お前に光に満ちあふれたこの曲を

一緒に行こう、仲間たちと


パーティーのお誘い
彼女はもう一人じゃない、あの世界から羽ばたき、みんなと光に満ちあふれた世界に居られること
ここで実感できた

フロウフロウから溢れた涙が止まらない
みんなで優しく抱き締めて
彼女の世界を温めた
彼女は、そのまま笑った
『とても温かいね、温かい世界だね』

もう彼女の世界は変わった
ここから、きっと…



【フロウフロウの世界】



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