二日前、チケット購入先から、
「チケットは公演二週間前に発送予定です。」
というお知らせメールを頂きました。
嬉しかったですね〜
BUMP OF CHICKENのライブに行く実感が沸かないと言い続けてきましたが、その不安がどこから来るものなのか、ようやく理解しました。
手元にチケットないからだよ。
だから不安になる。
もしかしたら何かの手違いで送られて来ない事もあり得る
目に見せてくれないと、不安になるものですね。
公演まで1ヶ月を切りました。
BUMP OF CHICKEN「GOLD GLIDER TOURまで」と題して、なんとなく始めちゃったけど、
このブログを機会に、改めてBUMP OF CHICKENの歌と向き合いました。
やはり凄い!
色んな感想がありますけど、強いて言うなら、
彼らは一曲一曲丁寧に作り込んでる。
それぞれに物語があって、しかもアルバム全体で聞くとまるで絵本のようになる。
曲作りに対する飽くなき探求心の成せる業だと思います。
おそらくツアーまで全曲紹介するのは難しいので、ここでアルバムだけでも紹介しときます。
BUMP OF CHICKENが現在まで発表しているスタジオアルバムは全部で6枚。
その内インディーズ時代に発表したのが2枚あるので、メジャーで発表しているのはわずか4枚。
2000年にメジャーデビューしてから4枚ですから、いかにリリースが遅いかが伺えます…。
いえ、丁寧に作り込んでいるのです。
●「FLAME VEIN」(1999年)
BUMP OF CHICKEN記念すべきインディーズ1枚目のアルバム。
タイトルは「炎の脈」「情熱の静脈」とかの意味。
後にメジャー再発されてます。
1曲目の「ガラスのブルース」は高校時代に完成されていたとか。(凄い!)
この曲で、数々のライブコンテストで優勝。
さらに後の作品で度々登場する事になるキャラクター、猫の「ニコル」も初登場。
現在でもライブでは定番の曲。
シングルと勘違いするほどの完成度であり、間違いなくBUMP OF CHICKENの代表曲の一つです。
このアルバムは十代の頃に作った曲がほとんどなので、「ナイフ」「バトルクライ」のように若者特有の内に秘めた怒りや不満を表現した作品もあれば、
「アルエ」「とっておきの唄」のように淡い恋心を歌った作品などもありバラエティー豊かです。
特に「とっておきの唄」に関しては、BUMPで唯一と言っていい何のオチもない純粋なラブソング。
今では見られない表現がたくさんあります。
このアルバム以降は、テーマや物語を付けたアルバム作りになるので、BUMP OF CHICKENの中では異質な作品かもしれません。
ちなみに隠しトラックには「ドッキング」「DANNY」「マイ・ベスト・フレンド」が続けて紹介されてます。
「DANNY」は現在発表されてる曲の中では最も古く、高校一年の時に作曲された作品です。
●「THE LIVING DEAD」(2000年)
インディーズ2枚目の作品。
タイトルは「生ける屍」という意味らしいです。
BUMPのインディーズ初のシングル「ランプ」が収録。
このアルバムもメジャーで再発されてます。
全編物語形式のコンセプトアルバムで、ジャケットに描かれてる男性は、後に発表される「ダイヤモンド」のカップリング曲「ラフ・メイカー」の登場人物と言われてます。
「ラフ・メイカー」とは、泣いている人を笑顔にする為に現れる人、という謎の人物で、
このアルバムは「その人物がいくつか持ってきた物語」で構成されてます。
なので、最初の「Opening」と最後の「Ending」はその人物の語りであり、後に「プレゼント」という曲になって発表される事になります。
前にも紹介しましたが、とてもインディーズ時代に発表された作品とは思えない完成度を誇っており、ファン人気も高い作品です。
ちなみに隠しトラックはそのまま「THE LIVING DEAD」
これ歌ではなく、ひたすらヒロがイジられるという内容です。
●「jupiter」(2002)
メジャーファーストアルバム。通算3枚目のアルバム。
タイトルは「木星」
たまたま藤くんがつけられたらしいですυ
代表曲「天体観測」が収録されている作品であり、オリコンチャート初登場1位を記録した初めての作品でもあります。
他のシングルは「ダイヤモンド」、「ハルジオン」が収録。
またファン人気の高い「ダンデライオン」もあり、何気に名盤です。
ちなみに、この当時に伊藤英明さんや坂口憲二さんが出演していた「天体観測」というドラマが放送されてましたが、
これはBUMPの「天体観測」から着想を得て作られたものらしく、ドラマの挿入歌にBUMP OF CHICKENの楽曲が多く使われた事が話題になりました。
そんな背景もあり、知名度も一番高いアルバムではないかと思います。
隠しトラックは「in my heart」と「in my nikke」
JOYという架空のバンドが歌ってます
●「ユグドラシル」(2004年)
メジャー2枚目、通算4枚のアルバム。
タイトルは神話に登場する世界樹の名前。
ジャケットの絵にでっかく木が描かれているのが特徴的であり、このジャケットは藤くん直筆によるものです
BUMP OF CHICKEN最高傑作(?)の呼び声高いアルバムであり、僕も初めて聞いたアルバムと言うこともあって、凄く思い入れがあります。
シングルは「スノースマイル」、「ロストマン/saling day」、「オンリーロンリーグローリー」、「車輪の唄」
友達とも話すんですけど、
この頃の藤くんの才能はキレキレ
もう爆発してる感じ
アルバムに収録されてる歌はどれもシングル級のクオリティ。
どのアルバムもそれぞれに個性があって好きだけど、「ユグドラシル」はやっぱり頭一つ抜けて好きです!
また、このアルバムに収録されてる「embrace」は公式には発表されてませんが、以前紹介した「K」 に登場した「絵描き」の目線から見た歌と言われてます。
「腕の中においで、抱えた孤独のその輪郭を、撫でてやるよ。
明かりのない部屋で、言葉もくたびれて、
確かなものは温もりだけ。」
黒猫は最初こそ、その温もりを信じられませんでしたが、絵描きの優しさに触れ、人を信じる事が出来たんですね。
作品を飛び越えて
こんな歌を作るなんて凄過ぎ
隠しトラックは「O・TO・GA・MEハート」
歌ってるのは「激しぶボーイズ」という架空のアイドルグループυ
●「orbital period」(2007年)
メジャー3枚目、通算5枚目のアルバム。
タイトルはオービタル・ピリオド/公転周期を意味してます。
歌詞カードは藤くんが書き下ろしたオリジナルストーリーのブックレットと一体化されており、「星の鳥」というタイトルが付けられてます。
前作から3年と4ヶ月という長い期間があった事から、ファンとしては待望のニューアルバムとなりました。
シングルは「花の名」、「メーデー」、「涙のふるさと」、「supernova」、「カルマ」
シングル曲が多い事もあって、ファン人気は実は低い。
僕なんかは好きになったのがもっと後だったので、逆に凄い完成度の高いアルバムだなぁという印象でしたけど。
確かに、BUMPが得意としていた物語調の歌もこの頃からだんだん少なくなり、このアルバムでは「ハンマーソングと痛みの塔」のみとなります。
そう言った意味でも、このアルバムからBUMP OF CHICKENが徐々に変化していったのではないかと思います。
隠しトラックは「BELIEVE」
はっきり言って歌ではありません。
メンバーの家で会議してるバンドが即興でどんどん歌を作っていくという内容。
バンド名もちゃんと決まっておらず、後半はバンド名を決める会議になり、最終的に「ハテナッチセブンクエスチョンズ」となる。
●「COSMONAUT」(2010年)
メジャー4枚目、通算6枚目のアルバム。
タイトルはロシア語で宇宙飛行士を意味するコスモノート。
全収録曲のトータル時間は19曲79分04秒であり、1979年生まれの4人を意味しています。
前作から3年ぶりに発表された作品であり、僕がファンになってから初めて発表されたアルバムでもあります
シングルは「R.I.P」、「HAPPY」、「魔法の料理」、「宇宙飛行士への手紙」
全アルバムの中でも、アップテンポな曲が多く収録されており、比較的明るい内容です。
物語調な歌もなくなり、「RIP」や「宇宙飛行士への手紙」のように、人の過去、現在、未来をテーマに、以前の瞬間的なものではなく、人生単位で語る歌が多くなりました。
その前から「supernova」のような歌はありましたけど、このアルバムではそれが一つのテーマになっていると思います。
隠しトラックは「OF COURSE」
歌ではなく会話になっており、チャマの突っ込みが冴え渡ります。
以上がBUMP OF CHICKENのアルバムです!
途中からこれは長文になるなぁと覚悟してたけど、
正直ここまで長くなるとは思わなかったですυ
でも、これでもかなり削りまして
僕の伝えたい事の半分くらいしか記事に出来なかったです
悔しい。
冒頭でも書きましたが、改めて聴くと、彼らの凄さに気づきます。
アルバムのそれぞれに違う表情があって、どれ一つ被ってない。
でもBUMP OF CHICKENとしては何もぶれてない。
つまり、好みはあれど、どれが一番かは決められないのです!
それと、記事でリリースが遅いと書きましたが、ここ最近はめちゃめちゃハイペースで、
コスモノートからすでに、4枚もシングルが出ています!
ツアーが終わったらニューアルバム?
まだまだ爆進中BUMP OF CHICKEN!
これからも目が離せません!
ご購読頂きありがとうございました。m(_ _)m
ここまで読めたあなたは立派なBUMP馬鹿。