・銀魂夢
・「人を見かけで判断してはいけません」
・やっと完結
・真選組愛されギャグ
・恋愛なし
・すっごい尻窄まり
・しょーもない終わり方…
・夢主「市村棗(いちむらなつめ)」
一日目
二日目
三日目
四日目
・四日目 
・四日目 続々
・四日目 続々々
・四日目 続々々々

以上を了承してくださる方はどうぞ!




























その時




「棗っ!無事か!?」


「まだヤられてませんかィ?」


「その言い方やめろ!」




道場に土方と総悟の二人が乗り込んできたものの、事態は予想外の展開である。







「女子供は男に従ってろ、だあ?てめーナメてんじゃねェぞカスが!」




片や大の男に跨り凄む棗。

片やそれに気圧されて真っ白状態のクロ。





「………あー…」



なんとなしに状況を察知した土方はクロの肩をぽんと叩く。




「…残念だったな。棗はお前よりも年上の童顔女王様だ」


「………年、上!?」




ビシィ!と背景にヒビが入り、クロは固まってしまったようだ。






「…失礼な奴。童顔で悪かったな猫野郎」



ふん、と口元をへの字にして棗が息を吐いた。





「ま、よかったんじゃねーですかィ?棗さんの貞操も無事守れたってことで」


「…守れたっつーか、棗が勝手に自己防衛しただけだがな」



打って変わり、心底疲れた表情で土方もため息をついた。





「あーあ、朝から余計なことして腹減った。後始末よろしくー」


「は!?ちょ、おい…」




棗からクロの処置まで押しつけられた土方の心労は増える一方である。


…かと思えば





「土方さん、なんなら俺がコイツ処分しときやすぜ」


「………お前が?」




少々不安そうな面持ちで尋ね返すが、総悟はけろりと口を開いた。




「こーゆー奴は一度痛い目見ないと何度でも繰り返しますからねィ。まー任せてくだせェ。一発シメて再起不能にしてやりまさァ」



「………じゃあ任せた」




半ばどうでもよくなってきていた土方はひらひらと手を振り、棗を伴って道場を出て行った。


対して総悟はクロを見下ろし、妖しい笑みを浮かべている。





「…よし、じゃー覚悟しな。棗さんに手ェ出そうとした罪は重いぜィ」


「へっ…ちょ、総悟?あの、待っ……」














「………何か道場から悲鳴が聞こえるんだけど」


「気のせいじゃね?近藤さん早く朝飯食べに行こーよ」



不思議がる近藤に、棗はしれっとして食堂へ促す。






「そういやクロはどうしたんだ?お前達毎朝一緒だったのに」



「あいつねぇ、実はー」

「あーっ!飼い主が見つかったから!返しただけだ!!」




土方が慌てて棗の口を塞ぎ大声で遮った。

棗が怪訝そうに眉根を寄せる。



「ちょっとトシ何?」



「バッカお前近藤さんに全部話してみろ!猫だと思ってた奴が実は男で、お前と三日も夜を共に過ごしたなんて聞いたら発狂するぞ!」




「あーやっぱあたし愛されてんねぇ」


「……そーだな」




はぁ、とため息をついて土方は棗の頭をポンと叩いた。




「自覚あるなら心配かけんなよ。助けに行くこっちの身にもなれ」



「なーにほざいてんの。いつあたしが助けてって言ったよ」




棗はニヤリと不敵な笑みを作る。




「誰かに助けてもらうような失態やらかすくらいなら舌噛んで死ぬね」



「それが逆に心配だ…」





がくりとうなだれる土方に対し、打って変わってにこにこと上機嫌な棗。


加えて何がなんだかわかっていない近藤が豪快に笑う。





「まァとにかくだ、今日も忙しくなりそうだからな。朝飯食いに行くぞ」


「はーい。今日は生クリームにしよっかな。あーでも黒蜜も捨てがたいし…やっぱ両方ー」



「朝からよくそんな甘ったるいモンばっか食えるな…。聞いてるだけで胸やけするぞ」



「うっせ!マヨ中に言われたくない!」


「痛え!蹴るな!」




「だっはっは!お前ら喧嘩もほどほどにな!」






真選組は今日も慌ただしい朝を迎えた。

























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あー!やっと終わったー!

なんかもーコレ書いてるうちに苦痛になってきたもん←



結局、童顔女王様のヒロインはみんなに愛されてんだって話。

うわ、しょーもなorz


つーかギャグですらねえ!
初志貫徹しろよ!(泣)




…とりあえずこれは完結です。

たまにはこのシリーズでシリアス書きたいな。

ヒロインは女王様だが最強ではないことを書きたい!




長々とお読みくださった方!
ありがとうございます!
こんなんですみません!(土下座)





話題:名前変換無し夢小説。