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君のために



君さえ となりで笑っていてくれたら
それだけで良かった
もう要らないと 放られてたって
すぐ尻尾まいてなんて できないよ
もっと 繋いでいて

眠れないから此処へ来て
いつも 考えてるのは君だけ

可笑しい、と笑ってくれてかまわない
それでも君にいてほしい

頼りなく哭く僕を 捨てないで
流れるように君に似てきたよ
眠るために 耳許で歌って

さようなら、って



愚弄




あなたに云っていない事があるの
実はアタシの体はサイボーグ
弄っても 弄っても 掴めないでしょう?
イッたことないの

そんなに胸元 見詰めないでよ
大きくないんだから 本当よ
奧の 奧の 奧まで探ったら解るでしょう?
心などないの

処女膜を破ったのはあたし自身
何度サヨナラしたって つい夢中
初めては 何も痛くなかった
だって あの人もぺてん師だったもの
あなたもそうでしょ?

勝手に奪っていかないでよ
とりこし苦労も程々に
何度騙されたって 愛したのはあなただけよ

信じてくれなくても
本当のことよ




ねこの脳内宇宙




かわいい声で鳴いて あなたを見るの
優しく撫でて 笑ってくれるから
僕の夢はね 広い広いのさ
あなたでさえ 叶えられないかもね

寄りかかると抱き直してくれるし
見上げると顔を近づけてくれる
媚び売るとかまってくれるのに
なぜか淋しい気持ちになるの

ねぇ その歌って誰に歌っているの
背中を向けて 悲しいね
その横顔を見ると 虚しいね

そう宇宙は広い広い 箱庭なのさ
何とかは星の数だって云うけどさ
決められた時間にもらえないのなら
こんなもの おいしくないのさ


やっと気づいてもらえたときは遅い
雨に濡れて 寒くて 震えても
あなたはそこから出てきてくれない
僕は中に入れずに みゃーと哭く

ねぇ どんな想いで撫でてくれていたの
何度撫でても僕の心は 変わらないね
何度撫でても心の傷は 埋まらないね

どうやら宇宙には銀河があるらしい
頭悪いから よく解らないけど

いつか一緒にそこに行けたらいいね







独り言




愛だ
楽しいからじゃない
楽しみたいからじゃない
愛したいのだ
好きと云って欲しいのだ

傍に置いて欲しい体
とても満たされて欲しい体
僕と居ることを安心だと思って欲しいのだ
なのにあの子の言葉が
僕の痛いところをついてとても苦しいのだ






入水



素足で海沿いのとある街道
白いワンピース 風が髪を靡く
素直な気持ち 真顔で伝えたら
あなたは海に 突き落とされた

冷たい海のなか
底に目をやると
いつかの誰かが此方を見ている
何かを怒鳴っている


白いワンピース 透けていく
冷たい海で 濡れていく


素足で海沿いのとある街道
白いワンピース 風が耳元で囁く
今度こそ気持ちを伝えたら
海に突き落とされてしまいました


しがみつきたかった
もっと気持ち言いたかった
素直な強がりが沈んでいくのを
誤魔化しながら去ってしまうのは
…昨日の私達


後悔と快楽を喜劇と笑う
喜劇と悲劇を人生と謳う
歌と声を簡単に歌う
簡単に老いていく







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