「普通の人間」なんて存在しない

話題:普通の定義

すごく当たり前のことを言いますが、どうやら当たり前のようで当たり前ではないらしい。
分かりにくいと思いますが、頑張って、人に説明するつもりで書いてみる。

普通っていうのは、例えば、生まれも顔も性格も、何もかもが異なる人間を十人並べてみて、そいつらを足して十で割ったもの、つまり平均のことだと思う。
あくまで平均だから、その計算で使った中の一人を取り出してみて、算出した平均を重ねてみたら、その計算結果には重ならない部分がある。
それを見て、他の九人は「お前は変わっている」という。或いは心のなかで勝手に思う。

でも、その他の九人にしても、それぞれ大なり小なり、平均と重ならない部分がある。その部分にスポットがあたれば、誰だって「変わり者」と認識されることはあり得るのだ。

はみ出る部分が多すぎたり、或いは他の九人が平均してもっているものを著しく欠いていた場合、その人は「役立たず」だの、「ジャマモノ」だの、難癖をつけられる。

でも、そうやって変わり者とやらを排除したがるけれど、世の中には「普通の人」なんていないと思う。

完全に平均的な人なんていないんじゃないのか。何かに欠けたり、はみ出したり、それがたった一ミリだろうがミクロだろうが、平均に重ならなければ、それは立派な変わり者だ。そうだろ。

みんな一緒とか、同化とか、横並びとか、そんなものが果たして本当に正しいのだろうか。
今は無理矢理引き伸ばしたり、ひっこめたりしていても、いつか必ずボロが出るんじゃないだろうか。




04/30 00:17
[日常]
(0)





・・・・


-エムブロ-