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30代/二次元/メンタル/お洒落
件の社員さんと再会2
00:02 2017/10/25
スネ夫サブの長袖ちゃん呼びは終了しました。

スネ「先生、修理の研修よろしくお願いします」
ハウ「そうです。わたしが先生です。修理のことなら任せてください」
スネ「もう修理のことなら完璧?」
ハウ「ですです。スネ夫サブ、安心してください。わたしはもうあの頃とは違うのですよ!ふふふ」

こうしてマンツーマンの研修が始まりました。スネ夫サブが修理をするのを隣で見ながら、間違ったやり方のところをアドバイスしていきます。途中何度か危なっかしいところがあって、その度スネ夫サブが「あかーん!」と言うので「また宮川大輔になってきてますよ」と突っ込んだり。

スネ「ハウさんの好きな人がいたの、俺らがRP店で仕事した時だよね」
ハウ「WS店ですね」
スネ「あれからもう一年経ったんだぜ」
ハウ「8ヶ月ですね」
スネ「ところで彼氏はできたの?」
ハウ「おじいちゃん、それ昼間と同じ質問ですよ」
スネ「そうだっけ。ハウさん出身九州、福岡ですっけ。そっちとこっち、どっちで作るんすか」
ハウ「こっちですね」
スネ「やっぱり年下がいいでしょ?」
ハウ「えっ?うーん……年齢は別に……でもあんまり下に離れすぎてると申し訳ないですよね。でもまあ、大丈夫大丈夫。なんとかなりますよ。まだ今年もあと2ヶ月あるし。ふふふ」

スネ「めちゃくちゃポジティブだよね笑 あんなにおどおどだったのに、どうしたの?俺、あの時そんなことまで教えてないよ?笑」
ハウ「だって、それはもう営業やってたら慣れますよ、少しは。あの時は男の人の目を見るのも怖かったし、スネ夫サブに正論で指摘されるのも怖かったけど、やっぱりこういうお仕事をしてたら……」
スネ「じゃあもう手のひらで男を転がせるんだ笑」
ハウ「うーん?でも、声をかけられても全部流せるようになりました!」
スネ「それ、流しちゃダメなものも流してるんじゃないんすか笑」

新卒くんが戻ってきても、恋愛の話はまだまだ続きます。

スネ「あ、新卒。ちょっとこのお姉さんにおいしいコーヒー買ってきてあげて。俺とおまえのぶんも買っていいから」
新卒「はい」
ハウ「わあ、ありがとうございます。甘いのがいいです」
スネ「女の子もてなすんだから、スタバとかタリーズとかおしゃれなやつね。もしセンス間違えたら、おまえわかってるよね?」
新卒「はい、おそらく。セブンカフェとかはダメってことですよね」
スネ「うん。じゃあお金……あっ!待って、お金下ろさないと今財布の中に230円しかないわ。えっ、待って、230円あったらふたりぶんいける?どう?缶コーヒーならいける?」
新卒「スネ夫サブ、五百円くらい俺出しますよ……」
スネ「なにその目、俺のこと舐めてんの?ありがとうございます」

新卒くんは冷たい缶コーヒーをふたつ買ってきました。

スネ「おまえさぁ、なんでこの寒い日にアイスなの!?普通ホットだろ!」
ハウ「あ、いいですよいいですよ」
新卒「ホットひとつならありますよ。俺自分のはホットにしたんで」
スネ「じゃあ俺がホットだから!絶対!俺はこう見えてもお腹が弱い、風邪ひきがりやさんなんだよ!冷たいコーヒーおか飲んだらどうなるかわかる?うん!」

ひとまず修理の手を休め、雑談タイム。

スネ「ハウさんそろそろ彼氏できました?」
ハウ「スネ夫さん。あなたとずーーーっとこの部屋にこもっていたのに彼氏ができましたってなったら、それもう幻覚か人体錬成をこころみて神の領域に踏み込んだかのどっちかですよ」
スネ「あれ?候補いるんだっけ?」
ハウ「まだいないけど大丈夫。ふふふ」
スネ「なんでそんな……、すごい前向きだよね笑 ポジティブなのはいいけどさ、そのぶん反動も大きいからね。ハンターハンター読んでるんだっけ?あれさ、ゴンとネフェルピトーが戦う時全力出しすぎてリバウンドが来るんだよね。なんかそのシーンがさっきから頭の中に流れてる……」

どうしていきなりハンターハンターが出てきたのかよくわかりません!
ともかくそんなこんなで1回目の修理研修は終わりました。

スネ「いやー、今日は先生がよかったね」
ハウ「でしょでしょ。わたしはもうあのときとは違うのですよ。成長しました。いやあ、サブさん。自分のところから巣立った教え子が立派な指導者となって戻ってきた!なんとも感動的な再会ですね、うるうるうる。というわけでいまのお気持ち、一言いただけますか?」
スネ「チッ」
ハウ「なんかいまハイレゾで舌打ちが聞こえた気がします」
スネ「あっそう?ナチュラルに漏れたっすわ。明日はどこ出勤?」
ハウ「明日もここでーす。それでこのお店は最後です、というか派遣の契約が今月までだから、スネ夫サブとは今日が最後ですね」
スネ「じゃあ明日俺も出勤にするんで、別の商品の修理で研修やりましょ。付き合ってくれるでしょ?」
ハウ「はい」

というわけで、うううーん普通にお話できるようになれました。

というか、いま2月の記事を読み返してみて、ちょっと印象も変わったかな。

あのときはこの人の言葉や高圧的な態度にめちゃくちゃダメージを受けて、なんではじめて会った人にここまで言われなきゃいけないんだろう?って辛かったんです。翌日出勤途中に駅のトイレで戻したし……。

だけどいま改めて発言を読み返すと、まあ、うーん……まったく傷つきはしないなあ。あのとき、なんであんなに悲しかったんだろう???図星を突かれたような気がして、なんだかまるごと自分を否定されたようで。

多分いま同じようなことを言われたとしても「うんうん、そういう考え方もありますよね」ってなるだけかなって。

わたしはてっきりこの日ひさしぶりに社員さんと会って、また「君は女の子としての賞味期限切れだから」とか「何もできないぐずだよね」とかなんとか言われるのかなって少し覚悟もしていたのです。

そして、もし言われたとしても「サブから見たらそうだろうけれど、わたしは今の自分のことが好きです。もしこのまんまを誰かに好きになってもらえたらとてもとても幸せだし、縁がなくても、ひとりで楽しいです!」って、何を言われても大丈夫なんだよって伝えたかった。

パーマさんや店長に「たたかってきます〜」と宣言していただけにちょっと拍子抜けでした。

スネ夫サブもまた、あの頃とは人柄が変わったように思います。相変わらず理詰めで追い込むようなキツさはあって仕事も厳しいけれど、でも前に比べたらかなり人当たりが柔らかくなったというか……、普通の、どこにでもいる男性だったというか。

ハウさんクレーム巻き込んでごめんね、とか、ハウさん今日研修してくれてありがとね、とか。スネ夫サブがあんな風に謝ったりお礼を言うの、はじめて聞きました。

あのときも、わたしが怯えることなく「そんな風に言われたら傷つく」とか「それはちがいます」とかしっかり自分の意見を言えていたら、関係性は変わっていたのかもしれません。

最後の最後でちゃんと向き合えてよかったな。翌日はもっと深いところを話したので、また書きます。

話題:仕事の人間関係

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