ずっと

ずっと 、思い出す。
あの夏、あの日の悲しかったことと、衝撃を。 

常に会えるわけじゃない。
何回でも何回でも私はその幸せを味わった。
それと同時に、辛いこと、悲しいこと、わからなくなることもたくさん。

その痛みでさえも、愛おしいと感じていたのに。


私はずっと溢れてしまわぬよう、時々それをしかと握りしめていたのに、私はそれを自ら手放した。
さよなら。 

これで良かったのかと、いつもなら自問自答。
でも今は、これで良かったと、強く感じている。

それは、きっと、もう苦しみたくないという自分本位の思いから。

最後に散々振り回して、ごめんなさい。
さよなら、愛した人。