Percorso di fuga

　
　
久々にぼろぼろ泣いてしまって
やっと落ち着きました。
色んな事を考えてしまった。


元々私は、子供が苦手だった。
勿論産みたいとも思ってなくて
小さい頃から十数年生きてきて
子供が欲しいとか結婚したいとか
そんな風に思ったことはなかった。
学生の頃友達らが何歳で結婚して
子供が欲しい可愛いと騒ぐ姿に
若くて元気でいいなと思ってた。

でも今の旦那とは結婚したら
いつかその日が来るって思えた。
最初こそは旦那の実家の仕事とか
そういう面を義務的に考えて
産まなきゃいけないんだろうな、
って考えてたりもしたんだけど。

子供が子供を育てるなんてこと
私には考えられなかったけど。

そして、
自分は妊娠できない身体だと思ってた。
正確な診断を受けたわけじゃないけど
多分私の身体がダメなんだと思った。
逆に私は、それでいいと思ってた。

いきなりの妊娠。
ﾀｲﾐﾝｸﾞ的に不安なこともあった。
おろす選択肢しか自分の中にはなかった。
旦那からすんなり出た「結婚しよう」
っていう言葉に、それを一旦辞めた。

それからは挨拶やら何やらで
もう引き返せないところにきて
私は旦那とDNA鑑定をした。
待ってる期間が苦しかった。
毎日とても消えたかった。
結婚式の話が進む中泣いた。

墓場まで持っていかなきゃいけない
大きな嘘を周りにはついたまま。
知ってるのは、前の職場の
何でも話せるパートさんだけ。
旦那には嘘をついてしまった。

結果オーライだったけど
別の結果を望んでたのかもしれない。
違う方に転がれば、今こんな風に
苦しむことはなかったかもしれない。

結婚を前提に同棲しようか、
なんて話をしていた矢先の妊娠。
同棲して、転職して、引っ越して
旦那と二人で暫く楽しんで働いて
両親に挨拶して何年もしない内に
理想の場所でﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞされる…なんて
いつの間にかありがちなことを
私は夢見るようになってた。

元々は今の旦那との結婚も
暫く私は考えられなくて。
同棲の段階で断ったときもあった。
結婚をするならこの人だろうけど、
っていう漠然としたものはあったけど
願望にまでは達してなかった。
だからいつか同棲して見極めよう、
数年で答えを出そうとも考えてた。

好きなﾃﾞｻﾞｲﾝのﾄﾞﾚｽきて結婚式するとか
好きな洋服をいつまでも着ていたいとか
「こんなお腹じゃなければ」って
考える機会もどんどん増えてった。

私には、今の私にはまだ、
子供のことが受け入れられなかった。
どうしてこんなことに、って
たまにどうしようもなくなる。
消えてしまいたいとも思う。
わかってる。私が無責任だったこと。
旦那も無責任だったこと。今までが
とてもラッキーだったんだってこと。

胎教したり産婦人科の子供を見て
微笑んでいたり妊娠と聞いて即答で
結婚しようと言ってくれた旦那。
この人で本当に良かったと思う。
この人じゃなきゃ駄目だと思う。
私は、幸せ者なんだと思う。

それでも、本当は。
3人での生活を私はまだ
受け入れられずにいるまま。

産みたくない。

産みたくない。

自分の無責任さがあるくせに
一生を支配されてしまう気がして
私では耐えられない気がして
自分さえｺﾝﾄﾛｰﾙできないのに、
一人の人間を産むなんて。
怖い。酷く怖い。恐ろしい。

恐ろしいものが、私の身体の中で
どんどん大きくなって形になっていく。

絶対。旦那が悲しむのわかるから
消えてしまうことだけは駄目だと
それだけは馬鹿な私でもわかってる。

それでも、考えずにはいられない。

消えてしまいたい。
大きな嘘と共に。

妊娠32週目にしてこれ。
駄目な母親だわ。本当に。
子にも伝わってる気がする。
ごめんね、こんなｸｽﾞで。
どうしようもないｸｽﾞで。
あなたのことを理由にして
大嫌いで仕方ない仕事からも逃げて

泣きたいのはそっちだよね。