いつだってそうだったもの


お母さんからプレゼントを貰った記憶が無い


いつもお祖母様とか、おじ様とかからのプレゼント。
それでも当然嬉しくて、ニコニコニコニコしてたんだ。


どうしてだろう。
急に涙が溢れてきた。


どうしてだろう。


私は悲しくなんかないはず。
だっていつも同じだったもの。


お誕生日も御年玉も
お母さんからは貰わなかった
でも他の人からは貰えたから、それでよかった。うれしかった。


何で今になって、こんなに虚しくなってしまうんだろう。
誰からも貰えない人だっている。
だから私は幸せ者だ。


良いんだ。
クリスマスが日常として過ぎ去って行ったって。


穢の話が、とてつもなく強い力で
私の胸を抉る。
学校の話
家族の話
日常の話
すべてが私の胸を
抉る
潰す
焦がす
…やっぱり悲しいよ。
泣いて喚いて叫んで、
駄々を捏ねてプレゼントをせがんでやりたい。
甘えだっていい。
分かってるから。
分かってるから。
そんな余裕無いって。
分かってるから。
意味無いって。
分かってるから。
出来ないって。