★ 雪の日の一周忌
・・四季情景


昨夜からの雨が、朝には雪に変わりました。

東京の街に降る雪は、ひとしきり強く吹雪いただけで、積もることなくまた、雨に変わりました。

（写真、見づらいですが、雪が痕を引いて舞っています）


この日、１月18日は、父の一周忌でした。

近しい親戚を父宅に招いて、方丈さま（曹洞宗では僧侶のことをこう呼びます）にお経をあげて頂き、法要を済ませました。

父が好きだったお酒と、コーヒーロールケーキを供えて、みんなでたくさん思い出話をしながら、和やかなひとときを過ごしました。

父の写真が、なんだかいつもより嬉しそうに微笑んでいるような気がしました。
気のせいかもしれませんが。

父が亡くなってからというもの、この１年、たくさんの手続きをこなしているうちに、月日が あっ という間に過ぎ去りました。

来年には、もう三回忌がやって来ます。
そうしてどんどん父は遠くへいってしまうんだなぁ……。

集まってくださる叔父や叔母たちが、年を越すたびに、だんだんと年老いて来て、久々に逢えた喜びの影に、ひっそりとひとり、寂しさを感じていました。

逝くもの

遺されるもの

時の流れには抗えないけれど、いつまでもこうして思い出し、偲ぶことが大切な供養なんだと思うのです。

父が亡くなった日と同じように、冷え込む日でしたが、心はなんだかほんのりと小さく温かな光を感じていました。


Thema：冬情景

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