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仮入部手前

仮入部期間1日目。
 
 
 
「思ってたより大盛況だね」
「…………。」
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プロローグ あるいは 多田夏実

今日は入学式。
桜は葉桜になりかけてるけど、晴れてくれてよかった。

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その他の人々

多分ちょこちょこ増えます。


宝条 正(ほうじょう・ただし)…吹奏楽部顧問で理科教師。一応指揮は触れる。常に白衣で時々薬品開発にいそしんでる。

前田くん(まえだくん)…吹奏楽部で文字通りの幽霊部員。生前の記憶が無いが気にせずに練習している。明子と話したり、愛にアドバイスしたり楽しんでる模様。担当は不明だがアルトサックスを持っているためおそらくそれ。

三好 刹那(みよし・せつな)…2年4組。1年生で生徒会長になった優等生。表向きは柔和だが、本性は冷酷で手段を選ばない。本性を知ってるのは吹奏楽部と井上&橋本ツインズくらいで彼らの間では魔王と呼ばれている。過去、吹奏楽部と対立したがそれ以来御影に好意を抱いているものの、アプローチは歪んだ愛情。どうしてこうなった。

井上 紫(いのうえ・ゆかり)…2年1組。校内三大双子の井上ツインズ、姉の方。性格は素直でゴスロリ好き。裁縫の才が並ではないので制服をゴスロリっぽく改造しているほか、金額次第では大抵の服を縫ってくれる。二卵性双生児のため、葵との見分けはつく。2人揃って宮坂ツインズとは仲良い。裁縫部。

 井上 葵(いのうえ・あおい)…2年4組。井上ツインズの妹の方。腹黒いが、絵全般に対する才能は並ではなく、金額次第では同人誌を描いてくれる。実は姉妹仲はそんなによくない。美術部。

橋本 暁(はしもと・あかつき)…3年3組。校内三大双子、橋本ツインズの兄の方。イケメンでタラシ。とってもそっくりなので実の親でも見分けがつかない。とりあえず見分けかたはヘアピンの位置ぐらいだ。それをいいことにお互いの彼女を入れ替えてみたりと、いろいろと最低な面もあるがそれでもモテる。バスケ部。

橋本 深夜(はしもと・しんや)…3年2組。橋本ツインズ弟の方。やっぱりイケメンでタラシ。やっぱり最低な面もあるけどやっぱりモテる。兄同様バスケ部。

片倉 真里(かたくら・まり)…1年3組。図書委員会。話を即興で作り、語る癖があるので「語り屋」と呼ばれている。美和とはひょんなことから仲良くなり、それがきっかけでボカロにはまる。いかにも文学少女といった風体。帰宅部で放課後は図書室で過ごしている。

日野明…前部長。形容するなら柳のような人、だった。引退したその日、事故に遭って亡くなる。

市立銀鏡中学校吹奏楽部1年生

こちらも負けず劣らず濃い面子。


1組


根岸 沙織(ねぎし・さおり)…超能力者。念力を使うことができる。使うと白い目で見られることはわかっているので普段は隠している。それ以外は普通の少女。担当はトランペット。

古谷 和馬(ふるや・かずま)…気弱な小説書き。一留とは小学生からの仲。物語は小学生から書いているためけっこうな長さ。担当はユーフォニウム。

正木 愛(まさき・あい)…1年でも数少ない常識人。若干霊感があるのか前田くんの存在がうっすらとわかる。練習態度はいたって真面目。担当はソプラノサックス。


2組


安西 笑里(あんざい・えみり)…やはり数少ない常識人。先輩が独特なんで少したじたじしているものの、先輩たちのことは好き。担当はパーカッション。

笹野 伊織(ささの・いおり)…男物の赤いパーカーを着ている僕っ娘。本人曰く「赤いパーカーは僕にとっての正義のヒーロー」。水泳の時ぐらいしか脱がない。脱いだらナイスバディ。無理矢理脱がせようとするとキレる。担当はクラリネット。

繁野 梨真(しげの・りま)…ロリ体系で毒舌。本人はものすごく気にしている。神音とは従姉妹。担当はホルン。


3組


尾崎 麗恩(おざき・れおん)…誰もが振り返るほどの美少年。かっこいい上に言うこともかっこいい。入学してすぐにファンクラブが出来た。猫好き。担当はバスクラリネット。

多田 夏実(ただ・なつみ)…豊橋姉妹共通の友人。でも本人はいたって普通。三月は「物好き」と評価している。隆のチューバの音に感動してチューバに入った。担当はチューバ。

豊橋 三月(とよはし・みつき)…御影の妹。姉の事は「姉貴」と呼んで尊敬している。何事にも冷めているが、楽しみにしている日の前の晩は眠れない。読書好きで授業より読書。担当はフルート。


4組


織田 美和(おりた・みわ)…腐女子2号。休憩のたびに杏のところに行ってはすさまじいトークを繰り広げている。担当はアルトサックス。

塩沢 一留(しおざわ・いちる)…和馬とは小学生から友達。残念なほどの唇フェチ。女の価値は唇とはっきり言い張る。担当はトロンボーン。

寺田 神音(てらだ・かのん)…天才音楽少女。才能がない人を見下す傾向がある。多分ツンデレ。梨真とは従姉妹。担当はユーフォニウム。
 
 

市立銀鏡中学校吹奏楽部2年生

3年生がいないのは全く入らなかったからです。
濃い面子ばっかだぜ2年生。


1組


毛利 哲也(もうり・てつや)…部長で眠りの小五郎。惰眠むさぼっているため、苗字と某推理漫画を引っ掛けてあだ名が小五郎になった。寝てるけどやる時はやる。御影とは信頼しあう仲。担当はトロンボーン。

小野 涼華(おの・りょうか)…現在進行形で恋する乙女。光に片想い中。そして蓮から想われている。吹奏楽部内では貴重な普通の人。担当はホルン。

舛田 明子(ますだ・あきこ)…霊感少女。吹奏楽部に入った理由は幽霊の前田くんに誘われたから。御影とはよきコンビ。担当はパーカッション。主にグロッケンやビブラフォンなど。


2組


豊橋 御影(とよはし・みかげ)…副部長にして最狂女帝。ようは変人の集いとなってしまった吹奏楽部で一番の変人。小学生の頃、自らの首を掻っ切った過去がある。現在もいじめられっこだが本人は全く気にしていない。変人を魅きつける魅力の持ち主。担当はパーカッション。主にドラム系。

池本 綾奈(いけもと・あやな)…会計で泣き虫。やはり数少ない常識人。見た目はギャルだが中身は普通、というかけっこう泣き虫。担当はトランペット。

森脇 将悟(もりわき・しょうご)…ロリコン。ただしロリ体系には興味無い。守備範囲は4歳から11歳。吹奏楽部で残念な度合いは1、2を争う。担当はホルン。


3組


赤石 隆(あかいし・たかし)…中二病患者。右目を眼帯で隠したり、腕から手にかけて包帯を巻いてみたり。本人曰く「龍の力が封印されてる」らしい。それ以外は面倒見のいい人。宮坂ツインズとは幼馴染で彼女たちを止めることができる最終防衛線。担当はチューバ。ユーフォニウムの指導も担当。

入江 萌(いりえ・もえ)…2年の5月から途中入部。元自殺志願者。前髪で目が隠れている。生来から飽きっぽく、自殺を考えたきっかけもそれが原因。御影と出会って吹奏楽部に入る。けっこう楽しいようだ。担当はフルート。

宍戸 京介(ししど・きょうすけ)…今時みかけない番長。喧嘩が強くていろいろその筋の人が慕ってくる。弱きを助け強きを挫くタイプ。哲也と同じパートなので寝ている彼を蹴り起こす係。担当はトロンボーン。

宮坂 杏(みやさか・あん)…校内三大双子、宮坂ツインズで、姉の方。見分け方は青色リボンで左目に泣きボクロ。腐女子1号。重度の腐女子。たとえ本人が近くにいようが平気でBL談義する(ただし吹奏楽部内のみ)。最近は同じ腐女子の美和とトークに花を咲かせている。担当はトランペット。


4組


藍沢 有(あいざわ・ゆう)…書記にして没個性筆頭といわれるくらい没個性。入部当初は肩身が狭いと思っていた。貴重なツッコミ役でもある。光と仲良し。担当はテナーサックス。

宮坂 蓮(みやさか・れん)…宮坂ツインズ妹の方。見分けは紫リボンで右目に泣きボクロ。百合っ娘。現在は涼華に片想い中。涼華が光に片想いしてることも知っている。というか2人が両想いなのは勘付いている。彼女が絡むと男より男らしくなる。担当はフルート。

吉川 光(よしかわ・ひかる)…1年の6月に転校してきて途中入部。全く喋らない。日常会話はスケッチブックを用いる。というのも、自分の声が嫌いだから。とあることがきっかけで涼華に想いを寄せる。両想いなんだからさっさと告白しろ。担当はクラリネット。
 
 



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