Zircon
Nigeria
0.51 ct
話題:鉱物
3月のミネラル ザ ワールド in 横浜の戦利品その7です!
ナイジェリア産ジルコンのルース…なんですが…
画像がヒドいですね!
私はめったにルースは買わないのですが、このジルコンは少しばかりおもしろい性質がありまして、うっかり買ってしまいました。
いや、安かったし…って、そればっかりですね自分!
このジルコン、左右の石で、微妙に色が違います。
左のほうが赤みが強くありませんか?
ちなみに、肉眼で見ると、左の石はハッキリとしたオレンジで、
右の石はほんのりブラウンがかった白です。
写真ではあまり色が違うようには見えませんが…
実はこの石、元は左右で同じ色でした。
というか、左の石が右の石と同じ色をしていました。
なんとこのジルコン、加熱すると色が白からオレンジに変わるんです!
ヘアアイロンに左側の石だけ挟んで、一生懸命加熱しました。
小さいから、すごく扱いずらかったです…
ちなみに、今は2つとも同じ色をしています。
左の石の色が、もとに戻ったのです。
原因は紫外線です。
蛍光灯にさらしておくと、みるみる間に退色してしまうのです。
白熱灯下でも退色してしまうので、すっごく写真を撮りづらかったです。
何回、色を加熱し直したことだろうか…
それでもこのレベルの画像とか、いろんな意味で終わっていますね。
なお、この石、真っ暗なところに長時間置いておいても、濃いオレンジ色になります。
と、お店のおじさんに聞きました。
このように、光によって退色し、暗所に保存しておくと呈色する性質を、「テネブレッセンス」というそうです。
テネブレッセンスを持つ石としては、ハックマン石が有名ですね。
私もほしいです、ハックマン石。
光や紫外線によって色が変化するということは、
エネルギー状態の変化が関係しているのは間違いないのでしょうが、
いったい、どんな変化が起こっているのでしょうか…?
光を受けると、なんらかの不純物が励起して、色が消える…のかなぁ?
紫外線は可視光線よりも高いエネルギーを持っているので、白熱灯よりも紫外線で迅速に退色していくのもわかります。
けれど、ハックマン石って、短波紫外線(よりエネルギーが高い)に当てると、色が戻るらしいんですよね…
一定以上のエネルギーを与えると、呈色するってことでしょうか?
今回のジルコンは、加熱によってもオレンジ色を呈します。
加熱も外部からエネルギーを与えることになるわけだから、短波紫外線を当てるのと同じ効果を持つのも、なんとなくわかります。
でも、暗所に放置しても呈色するって、どういうことなんだろ…
暗所に放置することにより、エネルギーが徐々に放出され、石の持つエネルギーは低くなります。
そんなエネルギーが低い状態と、加熱や短波によってエネルギーが高くなった状態で、
呈色という同じ現象が起こるのが、不思議なんです。
かなり気になるから、今度調べてみるかな…
エネルギー状態の変化が関係しているのは間違いないのでしょうが、
いったい、どんな変化が起こっているのでしょうか…?
光を受けると、なんらかの不純物が励起して、色が消える…のかなぁ?
紫外線は可視光線よりも高いエネルギーを持っているので、白熱灯よりも紫外線で迅速に退色していくのもわかります。
けれど、ハックマン石って、短波紫外線(よりエネルギーが高い)に当てると、色が戻るらしいんですよね…
一定以上のエネルギーを与えると、呈色するってことでしょうか?
今回のジルコンは、加熱によってもオレンジ色を呈します。
加熱も外部からエネルギーを与えることになるわけだから、短波紫外線を当てるのと同じ効果を持つのも、なんとなくわかります。
でも、暗所に放置しても呈色するって、どういうことなんだろ…
暗所に放置することにより、エネルギーが徐々に放出され、石の持つエネルギーは低くなります。
そんなエネルギーが低い状態と、加熱や短波によってエネルギーが高くなった状態で、
呈色という同じ現象が起こるのが、不思議なんです。
かなり気になるから、今度調べてみるかな…
2010-4-12 22:57
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