写真は私の持ってる詩の本。
なんか昨日掃除したらドカドカ出てきたので、つい並べて写真を撮りました。
右から作家順に述べると…
・堀口大學
・エドガー・アラン・ポー
・西條八十
・三好達治
・金子光晴
・島崎藤村
・リルケ
・バイロン
・ゲーテ
・ヘッセ
・北原白秋
・萩原朔太郎
・高村光太郎
・名訳詩集
となってます。並び順は適当です。
一番好きな詩人は、今も変わらず西條八十(やそ)。
闇の中に金銀宝石や孔雀の羽を散りばめた様な、そんな寂しく美しい言葉を表現させたら並ぶ者はいない人と思ってます。
外国の詩人だとやはりポーでしょうか。何しろ乱歩の元ネタの人ですし。
(ポーは小説も好きです)
「大鴉」「狂える城」は勿論怖くて好きだし、「アナベル・リー」や「ユーラリー」は幻想的な美しい文章で素敵ですよね。
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詩を読むのが好きなのは例えるならアレです。
宝石のカタログで、蒼いムーンストーンや金と紅の圧倒的な輝きを放つインペリアルトパーズを見ながら
「うわぁ、綺麗だなぁコレ」
と涎たらしてるのと同じ原理。
詩集の言葉は極上の日本語で、まるで丹誠を込めて磨かれた宝石のようです。
だから詩の意味なんか全然分かってやしなくて、ただ綺麗な言葉を目にしては涎をたらしてるだけだったりします。
そんな感じで要は雰囲気を楽しむのに詩を読んでるので、
例えば漫画『きみはペット』で主人公の女性に気になる彼が
「菫の花を星にたとえた詩を書いた人って誰だったっけ」
聞いたように、誰かが私に向かってゲーテのあの言葉「〜」ってどうとか聞いても
「え。わかんない」で済ませますよ私。