話題:旅行




暑さに負けて本宮を後に……。
しつつ、途中にある宝物館に立ち寄ります。
客は組!だけです。
狭い敷地に受付のおじいさまだけいらっしゃいます。

旧社地の絵を見ながら
「ここは中洲だから水害が酷いんだよね」
「本宮にはすべての神様がまだ移されていなくて、4柱くらいはまだ此処にいるんだよ」
と、取り敢え不とめこさんに説明。
……していたら、受付のおじいさまが合流。
色々お話を聞かせていただきました。
熊野の水害の多さは関東に居ても聞き及んでおりますが、毎年河原の砂利の撤去作業が必須とまでは知りませんでした。
雪国の雪かきかよ……!
吉野の山が修験道の関係で文化財扱いですから開けないんですよね。
如何やっても水が溜まる。
大変ですね。

主祭神のケツミコノオオカミは(公式でもさまざまな文献でも)スサノオとされておりますが、熊野の地の治水は出來なかったんだなぁ……。

何度みても旧社地の中洲っぷりが凄くて、本当に何故此処に建てたのか。
聞いてみたところ、ここのイチイの木に熊野の神が降りたから、だそうです。
まじか、勉強不足でノーマークだった。
後年には一遍上人が熊野の神に出会うし、大斎原凄いな!
因みにおじいさま曰く、
「安倍さんも此処と旧社地にお參りして、不死鳥の如く甦ったから、いいことあるよー」
らしい。
まじか、熊野の神さま凄いな!!←
しかし中洲が氣に成って仕方無い。
そもそも水神の氣質があるって説も見た事はありますが、それにしたって天然牢獄……まではゆかずとも軟禁状態だからな、此処……。
残された神さまは残されっぱなしだし……。



そんな話をしていたら、まさかの一時間が経過をしておりました。
「いかーん!!」となり、慌てて大斎原へ。
暑くて暑くて熱中症寸前ですがお參り完了。
大斎原は熊野旅の中でも特に印象に残る場なので、是非皆さまにもお參りしていただきたい。
「聖域」って言葉がぴったりなのです。









これで終わりにすればいいのに、ちらりと見えた音無川に惹かれて炎天下の中移動を開始する阿呆な組!。
石だらけで舗装もされていない道なき道をヨタヨタ辿り、取り敢え不「塞の河原ごっこ」をしておきました←










続きます。




(そして本宮にはヤタガラスの郵便局前ポストがありました!素敵かわいい!)