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グレイス

グレイス・ロト・アグネリアン


金髪灰目の王国近衛騎士。
没落貴族の家系で、一家再興の悲願を賭け兵隊となった。
28歳。

優れた武術の才を持ち、ヒューレンが近衛騎士だった頃に、従者として従騎士に抜擢された。
ヒューレンが聖騎士となった後も近衛隊に勤め、正式に騎士に任命されお家再興の足掛かりを作るが、彼はそれだけで満足せず、騎士団長の座を虎視眈々と狙っている。

責任感と使命感が強く、騎士道に忠実であるが、元は高貴な身分でありながら平民に近い生い立ちを持っていることに強い劣等感を抱いている。
そのため成り上がり者や目下の者を見下す癖があり、平民出でありながら飛燕騎士団の副団長の座にあるリュークレイに激しい対抗心を燃やしている。




エレフィナとアルヴァ

(side エレフィナ)


貴方と最初に出逢ったのはいつだったかしら?
私はもう19になっていたはずだけれど……。

不思議な人。
それが最初の印象。
貴方の気配は荒々しいのに、楽はとても繊細な旋律を奏でるんだもの。

旅に同行すると申し出てくれたのも、貴方からだった。
いきなりだったから私もとても驚いたし、何よりもフリックスのあの慌てようったら、今思い出しても可笑しい気分になるわ。

貴方の申し出を受け入れたのはね、貴方自身の旋律が、とてもシンプルで、でも飽きさせないような不思議なものだったからなの。
今では、私の歌に貴方の演奏は欠かせなくなった。
貴方と貴方の楽は、誰よりも私の旋律を理解してくれている。

ありがとう。
大好きよ。

これからもよろしくね、天才楽師さん。
もっとフリックスと仲良くして頂戴ね。




祖母の話

偉い人達は、大地がこんなんになっちまったのは、ヒトが世界を傷付け続けたからだとか言うけどね、アタシはそりゃ違うと思うんだよねぇ。

伝承によると、大地が裂けたあの日から、竜やら何やら不思議な生き物がたくさん生まれたって言うじゃないかい。

アタシはね、大地は実はよく分かんないでっかい卵で、それがただ孵化しただけじゃないかって思ってんのよ。

アタシ達は、でっかい卵の殻にへばりついていただけだったのかもしれない、そういうことよ……。


ヒューレン

ヒューレン・ドラクロワ


若くして小隊を率いる、教団の聖騎士。
金髪碧眼。25歳。

性格は正に実直かつ誠実。
騎士道精神に篤く、他者のため剣を振るうことに生き甲斐を見い出している。

侯爵家の次男で、兄は教団の司教。
先の聖戦で手柄を立て、その流れるような作戦指揮の手腕から『金色の流星』の渾名を付けられた。

元は王国近衛騎士で、ある日を境に聖騎士へと転身。
貴族でありながら実力主義で、実力があり、素行も悪くない者ならば身分に関係なく従者や部下に登用していた。




世界メモ

ルドルフとエレフィナ達の世界は別。

エレフィナ達の世界は地球と同じ、陸も海もある球世界。
人間と動物だけで、魔物は存在しない。

ルドルフの世界は浮遊大陸が点在する世界。
下に陸地があるのかを確かめる術はない。
こちらは竜とか妖精とか、幻想生物が存在する。


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