僧侶のA氏からは、もう何ヶ月もメールの返事がありません
A氏は不治の病気になり、長くはないそうですから、二度とメールが届くことは無いかもしれません
A氏のスレでの、A氏のレス
「私も経験上、自分が死ぬ事は気に成りません。
私の敵達に関して。
彼らは、私が彼らの家族を呪詛したことを知っているのですから、家族が大事なら謝罪すれば良いのです。
謝罪すれば私は許し、呪詛を解きます。
又は、家族に不幸が行かないように、離別すれば良いのです。
私は、敵達を呪い殺したりしません、死んだのでは楽すぎます。
本人ももちろん死ねば地獄へ行きます。
一番の苦しみは家族の不幸と、私は思っています。
私も地獄でもどこでも行く覚悟で行動しています。」
あまりにも鬼気迫るものがあって、胸が痛み過ぎます
A氏のスレでの、名無しの書き込み
「それにしても貴方の敵達の家族が哀れでなりません。
どうにかならないものですか?
Aさん。お願いします。」
A氏のレス
「一度決めた事を変えられる心を持っているのでしたら鬱病は一年以内に治っていたでしょう。
退職した現在も通院しています。
。
鈴木(仮名)・佐藤(仮名)の家族の破滅と末代までの苦しみは、残念ですが謝罪するまで消えません。
ご希望にお応え出来ず申し訳ありません。
私の呪詛は、他の密教僧や修験者達には破れません。」
名無しのレス
「分かりました。
其れほどまで強い信念、いや、執念をお持ちなのですね。
もう、何も云いますまい。
ただ、私も坊主の端くれ。
せめて彼等の家族の無事を祈らせて頂きましょう。
私は貴方の邪魔をする気は全くありません。
寧ろ願いが成就するよう願っています。
ただ、それとは別次元で人々の平和、貴方の敵達の家族の平穏も祈っているのです。
矛盾するようですが、その様な祈りを捧げております。」
A氏のレス
「2ちゃんねるで批判している人が大半ですが、私の目的は憂さ晴らしではありません。
ある程度の情報はつかんでいますが、完全な情報が欲しいのです。
鈴木・佐藤の家族の細かな情報です。
異性で無ければ追跡してもストーカーに成りません。
手の空いている人の協力を御願いします。
私の場合は強盗に備えて色々武器にして武器に見えない色々な準備をしています。
私を即死させても犯人には致命傷に成りますし、犯人が知らずに犯人の家族も致命傷を負うでしょう。
私にとって危険な事は、過剰防衛に気を付けねば成らない事だけです。
自分の命が鳥の羽根より軽いと考えて居る私に恐い者は居ません。」
自分の命が鳥の羽よりも軽い……
何故A氏が、ここまでの考えになったのか、当時の私には謎でした
しかしその後、A氏にもらったメールで、今ではだいたいの原因が解ります
A氏もまた、被虐待児だったということです
その時、私には知識がなかったので、A氏にアドバイスすることが出来ませんでした
A氏はこのマガを読んでいませんし、もうパソコンを開くことも滅多にないから、私の言葉は届かないでしょうけれども
A氏は、今からでも父親への憎しみを自覚するべきです
そして、その怒りと憎しみの感情を認めるのです
そしてA氏の命を、A氏の存在を
「鳥の羽よりも軽い」
と冷酷に断定した父親の呪縛から、自分の心を解き放つのです