なんとなく今年に入ってからの良曲を紹介してみるなど。
いや、どんなのがあったか自分でも忘れそうになっていたので復習も兼ねてね。
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Cipher サイファ/佐藤純一
壮大な空間を感じるバラード。
こういう曲調ではストリングスの独壇場になるのが通例みたいなところがあるけど、この曲はその例に当てはまらない。
あくまで前面に出てるのはギターとピアノであって、シンセストリングスは脇役。にもかかわらず違和感なく仕上がっているところに高い技術を感じる。
曲調とテーマもあいまって私的には大好きなHeavenzさんのユラメクを想起した。
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ルサンチマンの海に抱かれて/なきゃむりゃ
ジャズ? フュージョン? とにかくそんな感じ。
これは唯一無二の名曲だと思う。
変拍子の軽やかなビート感と清涼感あふれるエレキギターのサウンド、そして大人の魅力を存分に発揮したいろはの歌声。
全てが高いレベルでまとまっていて6分を超える長時間をまったく感じさせない。むしろもっと聴きたいと思わせられる。
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なないろの朝/Wato
ピアノジャズの名手Watoさんならではの、ピアノ一台で聴かせる名曲。
お馴染みの変拍子に困惑している間にBメロからサビへのキャッチーな盛り上がりが来て一気に持っていかれる。新しいピアノ音源の音色も一層輝かしさを増した感ありで素敵。
この方はずっと応援していたのでぼからんに載るほど伸びたのも嬉しかったなー。
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Shirley!!/iroha
irohaさんのリンと言えば炉心融解を思い出さずにはいられないけど、この曲はもうタイプが全然違うキュートなリン曲。
なんてったってこのメロディはハマる! 少し癖があるというか、薬味が効いている感じ。Bメロの3小説目の跳躍とかね。
しかしこの方はほんと引き出し多いよねえ。いちいち違う曲調なのに全部irohaサウンドに仕上がっているのにも恐れ入る。
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ウインター・リバース/整列P
冬の冷たさと物哀しさが淡く詰まった四つ打ちサウンド。
私の中では冬っぽい曲って「あったかいの」と「寒いの」に大まかに分かれるんだけど、この曲は絶対後者。寒くて寂しい哀愁漂う名曲だよねえ。
また「リバース 見違えてゆく」って歌詞が妙に頭に残る。それだけ曲に合った印象的な歌詞だってことだと思う。
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コールドハンド/ライブP
ここんとこどうもライブP熱が復燃してる。ライブPリン素敵すぎだろー。
もちろんこの方のすごいところは調声に限らなくて、例えばこういう音数の少ないバラードを魅力的に聴かせちゃうところなんかもさすが。
とはいえやっぱりサビの「Oh...」みたいな歌い方は圧巻で、これぞライブPといった感じ。
こういう調声ニガテっていう人もいるけれど、そんな人にももう一度聴き直してほしいくらいの圧倒的な調声だと思う。
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ストロボラスト/ぽわぽわP
天才的という言葉すら似つかわしい無二の魅力を持った名曲。
何者をも寄せ付けないような孤高の響きは人を惹きつけてやまない。
淡々と刻まれる無機質な音によって紡がれる、鮮やかな音楽。思わず息を呑む。
この曲は間違いなくこれから先何年も語り継がれる伝説になる。そう確信している。
以上、もちろん好きな曲全部を挙げたわけがない。でも挙げたのは全部好きな曲ですよん。
おやすみぐっない!