桜徒然


1月17日 18:50 :読書
『恋せよ魂魄』

今日は朝から良い天気。
今週末は土日出勤だと分かっていたけれど、映画『パディントン』の公開初日だったので金曜日の夜、仕事が終わってから観に行っちゃった。


パディントンも含めて、とにかくクマ好きなので、観に行ってみたら、想像していたより10倍くらい面白かった!
もとは児童文学だから、もちろん子ども向けの映画ではあるのだろうけれど、大人でも間違いなく楽しめる内容。
思わず吹き出しちゃうようなシーンがたくさんあった。


笑いあり、涙あり、ドキドキハラハラあり、映像もポップでカラフルで、脚本も丁寧に描かれているから無駄なシーンが一つもなくて、退屈なんて絶対にしない。
「笑える」っていうのは予想していたけれど、まさか「泣ける」とは自分でも驚いちゃったよ。
いやぁ、いい映画だったなぁ。
ちなみに、パディントンの声は「007 」のQ役のベン・ウィショー 。
クマの声って???って思っていたけど、これが上手いんだよなぁ。違和感なし。
今回は字幕で観たので、今度は吹き替えを観に行こうっと♪



 

そんなこんなで、映画とは全く関係なく今日も本の話。

 




 
連れ去られた父母を救うため、長安へ向かった劉欣。後を追う美少女仙人・僕僕と王弁は途中で、不治の病の少女と出会う。一方、胡蝶の頭目は劉欣の仙骨を手に入れるため遂に始動し…。中国冒険ロードノベル第9弾。




僕僕先生と王弁たちの旅を描いたこのシリーズも、ついに9冊目!
8巻ラストで、僕僕と王弁の間に進展(?)があったけれど、今回のストーリーでは、やっぱり今まで通りの安定の二人の関係だった。
そうだよねぇ。そんなに急には変わらないよねぇ。
残念なような、安心したような。

今回は、連れ去られた父母を救うために長安へ向かった劉欣の物語と、不治の病の少女を救おうと奮闘する王弁の物語が同時に進んでいく。
劉欣の仙骨を手に入れようとする胡蝶の頭目が思いっきりラスボスっぽい。劉欣ファンとしては悲しい結末にならないことを祈る。
劉欣と父母の話を読んでいると、『杜子春』っぽくて切なくなるんだよなぁ。

ラスボスと対決せんとしている劉欣、仙人となるべく旅の目的をはっきりと定めた王弁。
いよいよ物語のラストが近付いているのを否が応でも感じる。
どうしようもないヘタレニートだった王弁くんが今は以前とは別人のようにしっかりとしてきた。
9巻かかって丁寧に作者が描いてきた登場人物たちの成長を思うとなんだか心が温かくなる。
でも、いつか必ず迎える旅の終わりも同時に思って、いつも寂しくなってしまうのだけど。

 
 
話題:本の感想



:0


prev next



bookmark



-エムブロ-