話題:泣ける話


泣ける話、

一つだけ切実に覚えてる出来事があります。

泣けるかどうか分かりませんが、聞いて下さい。


あれは、
私が中学三年の春から夏に変わる時期頃でした。

その頃から、私の祖父が体調を崩して病院に入院していました。

もう84歳だったので、歳だったのかも知れません。

私は小さい頃から祖父に可愛がられていたので、ちょくちょくお見舞いに行っていました。(病院が学校からの帰り道にあったので)


ある日、私は学校が午後から(?)だったので午前中に家族でお見舞いにいきました。

しかし、
時が過ぎるのは思ったよりも早く、学校に行く時間になり私は一人で学校に向かいました。



「(まだ元気そうだったし…帰りにでも寄るか♪)」



しかし、
そんな想いは崩れ去る。







『───…』


私は学校にいるとき何かを感じた。

誰かが私を名前を呼んだような…


「…ねぇ、いま呼んだ?」

「え?呼んでないよ?」


友達に聞いたが、私を呼んでないという。

私は空耳で事を片付けた。





学校の帰り道、

病院の駐車場に父親の車が無くて、さすがに一人で見舞いに行くのもと思った私は家に帰った。


しかし、

家には親の姿がなく私は祖父の家である父親の実家に電話した。

出たのは私の父親だった。


「ねぇ、なんで病院にいないの?なんで帰ってきてるの…?」




私は嫌な予感がした。