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変形性股関節症のガイドライン

この病気は、日本整形外科学会診療ガイドライン委員会などにより診療の際のガイドラインが設けられており、原因、病気の診断や進行具合、治療方法などが示されています。
欧米などでは、原因が明らかでない一次性のものが多いのに比べて、日本においては、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全に起因する二次性股関節症がほとんどで、その大部分を女性が占めていることがわかっています。

進行具合については、問診や視診、触診と、X線、CT、MRIなどの画像所見を総合して診断します。
診断は一般に、X線所見でつけることができ、関節軟骨のすり減り、骨の変形、関節周辺の骨の増殖などを見ていきます。

これらの進行度によって、病期が前股関節症、初期、進行期、末期の4段階にわけられており、病期が進むにつれて痛みがひどくなったり、日常生活を送る上での困難が発生したりして、ついには歩行困難となります。
治療法については、日常生活上の指導や、運動療法や温熱療法といった理学療法、薬物療法などの保存的療法が優先されます。

しかし、たとえ症状が軽くても、明らかに進行が予想される場合には手術的治療法を用いた方がよい場合もあります。
手術については、進行具合や病期によって、骨切り術や成形術、人工関節を用いたり、関節を固定したりする方法を用います。

変形性股関節症
は、進行性のもので、進行期の言葉があるとおり、比較的早く変形が進行する場合があります。
治療が早いほど、予防的な治療も可能となりますので、早めの専門医の受診が大切です。
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