二部設定サスケ←サクラ+ナルトときざし、七夕ネタ。
CPが苦手な方はバックプリーズ!











織姫と彦星はね、
年に一度、天の川で逢えるんだって。




「サクラちゃーん!今ね、ナルトに短冊書かせてるんだけどサクラちゃんもどうかな?」
「うん、じゃあ書いとこうかな。」

きざしから短冊を受け取って何を書こうか考える。ナルトも変な汗をかきながら考えてるみたい。きざしの短冊には水まんじゅうが食べたいと書いてあった。きっと短冊に書くよりナルトに頼んだほうが早いと思うんだけど。
笹を見てみると木の葉丸とか同期の人達のものもたくさんある。きっときざしが書かせたのだろう。

「サクラちゃん、何て書いたんだってばよ?」
「私もまだよ。願い事って言われてもねー。」
「だよなー。大体こんなの書いて誰が読んで叶えてくれるんだってばよ。」
「織姫と彦星じゃないの。」
「えー、ありえねーってばよ。年に一度しか逢えねぇのになんで他人の願いを叶えるのに時間を使うんだってば?」
「…それもそうね。」

私もナルトも、短冊に当たり障りのないことを書いて笹につるした。ナルトのは一楽ラーメン一年分と書かれてあった。似た者同士か。

ご飯もご馳走になって帰り道。辺りは真っ暗。(きざしがナルトに送らせようか、と言ってくれたけれど断った。これでも忍だし。)
アカデミーの時、七夕で盛り上がった話を思い出した。
「織姫と彦星は年に一度、天の川で逢えるんだって。」
この話を聞いたとき、すごくロマンチックで、すごく悲しいと思った。
でも、今は羨ましくて仕方ない。

一年待てば何度でも逢える二人はなんて幸せなのだろう。
永遠を許された二人は、なんてしあわせなのだろう…!







あいたい。
あいたいよ、さすけくん。






夜空を見上げれば、天の川がかかっている。逢瀬を楽しんでいる二人に願うんじゃなくて、自分で叶えてやるわ。



あなたに、逢いたい。



絶対、さがしだしてやるんだから。






(だから、待っててね、さすけくん。)








二部のサクラちゃんが大好きです。しゃーんなろー!!