シャワーを浴びリビングに戻ると
ダイニングテーブルの上には散らばったシリアルと
こぼれた牛乳

慌てて作って食べたんだと思う

それも残骸を残しているということは
私へのアピール

だってそのまま仕事部屋へ持って入れば
ゆっくり食べれるのに
わざわざここで食べたということはそういう事

・・・・・・なんだよ、可愛いな(-∀-`)

「ニャァァァ!!」

「うわぁっ、びっくりした(;´-∀-)」


多分私の出てくる音が聞こえて
慌てて部屋へ戻ったからかけむしを連れて行くの忘れてる(笑)


「シャァァァ」

「私が悪いんじゃないじゃん(;´-∀-)」


少しの間私を睨むと
プイッと目をそらしソファーの自分の場所へトンと飛び乗り
くるくる回ると寝場所を決め動かなくなった


「ふぅ・・・・・さーてとご飯どうしよっか・・・」


シリアル食べたのならいらないって言うだろうし
だったら一人分作るの邪魔くさいし
私もシリアル食べておいて
少ししたら昼食作ろうかな・・・・

うんそうしよう

軽く朝食を済ませ洗濯しながら掃除機をかけ
寝室も掃除をしようと中へ入ると
乱れたままのベッド

・・・・・シーツ、洗った方がいっか

にしてもどうしてあんなに怒ったんだろう・・・
そりゃー裸で掃除してたのは悪いと思うけど
昨日さんざん見られて散々遊ばれたのに

裸を見たくなかったのかな?

やっと打ち解けあえたと思ったのに
ねこの気まぐれは理解できないや


「はぁ・・・・」

「なんでため息つくかな」

「うわっ(;´-∀-)」


いきなり後ろから声がしたから飛び上がる


「・・・・・・ねえ」

「は、はい(;´-∀-)」

「そんなに嫌だったの?」

「え・・・・何が?」

「抱かれた事!」

「別に嫌じゃ・・・・(;´-∀-)」


恥ずかしくて良かったとは言えない


「じゃーどうしてベッドにいなかったの(怒)」

「え?それは目が覚めたから・・・」

「愛し合った後に一人で放っておくとかあり得ないし(怒)」


愛し合った?
気まぐれで抱いただけじゃないの?

ていうか


「・・・・まさかそんな事で怒ってたの?」

「そんな事じゃないし(怒)」


まじかよ・・・・でも待って
されたの私なんだけど
私が怒るならわかるけどした方が怒るって納得いかない


「だいたい、社長命令だとか言って権力振りかざしてたじゃん
それを愛し合ったとか意味分かんない」

「・・・・・・・優子は社長命令だから抱かれたの?」

「そ、そうだよ」

「・・・・・・わかった」

「え?」

「だったらこれから社長の命令は絶対だからね!
もし逆らうようなことがあったら会社クビにする
その時は負債分すぐ払ってよね」

「いや、そんなお金は(;´-∀-)」

「臓器でも売っちゃえば(怒)」

「陽菜?(;´-∀-)」

「社長って言えバカ!」

「あのう・・・・・」


これ、状況が朝より悪くなってない?
なんとかしないとこれからの生活がぁー(;´-∀-)