「優子って彼氏いたでしょ」

「え、いないよ」

「またまた〜そんなに可愛いんだからいないはずないでしょ」

「えい!」

「あ、ちょっとやめてよ(汗)」

「こんな所に写真入れてたりして〜・・・・て、入ってた(笑)」

「え、私にも見せて」

「あはっ、私の片思いの人」

「うそーこじはるじゃん優子ってミーハーだったんだ」

「うん、女の子の神様だもん」

「女子だったらみんなあこがれるよね
今や知らない人がいないくらいのカリスマモデルだもん」

「だーね」


「今度TGC一緒に行こうよ」

「そうだよ、東京案内してよ」

「あ・・・うん、行けたらね」


「優子さ、転校してきてもうすぐ3か月たつんだから
一緒に遊ぼうよ」

「お父さんのご飯とかしないといけないから(汗)」

「いい大人なんだから放っておいたって大丈夫だって」

「うん・・・聞いてみるね」






「お帰りなさい」

「何かいい事あったのか?」

「え、なんで」

「ニコニコしてるし明るいから」

「うん、友達に遊びに行こうって誘われたの」

「いつでも行ってきていいだぞ」

「うん・・・・行く時は前もって言うね」


「・・・・もう大丈夫なのか?」

「アハッ大丈夫、ここの暮らし大好きだから」



私の手の届かない所へ行ってしまった陽菜

あの思い出だけがあれば私は生きていけるから


ありがとう


頑張ってね