(え〜嘘、結婚するの?)

(マジか俺狙ってたのに)

(おめでとう!みんなでお祝いしてあげようよ)

(賛成!今日早く終わる日だから丁度いいじゃん)


「陽菜も行くよね」

「ごめん、私今日はプチ同窓会なんだ」

「え〜残念」

入社してからずっと好きだった先輩の麻里ちゃんが結婚する

二つ上で私の事をすごく可愛がってくれてた
食事に行ったりショッピングに行ったり

家にだって泊りにいってたのに・・・

結局選ぶのは男の人なんだ・・・・


「ニャロ(*`ω´) 」

「おめでとう(бвб)」

「ありがとう」

「彼氏がいたなんて全然知らなかった」

「仕方ないよ出会ってまだふた月しかたたないんだから」

ふたつ・・き?あり得ないんだけど
陽菜なんて7年も好きだったんだよ(怒)

「え〜そんな早く決めちゃっていいの」

「ニャロだけに言うんだけど
実は出来ちゃったんだ」

「出来た?もしかしてあか・・・「しっ(汗)」

「あ、ごめん・・・そっか・・・おめでとう・・」

「ありがとう大代に乗る前に出来て良かったよ(*`ω´)」

「会社辞めるの?」

「私が働かなくても暮らしていけそうだから」

「そっか・・・寂しくなるね」

「嬉しい事言ってくれるじゃん
新居にも遊びに来てね」

「うん」

泊りに来てとはいわないんだね・・・当たり前だけど・・・


ヤバい泣きそう・・今日同窓会で良かった
お祝いなんかしたら絶対にな泣いてたもん・・



「カンパーイ!!」

「それにしても相変わらず美人だよね」

「そうかな・・・全然変わんないと思うけど」

「で、まだ結婚しないの?」

「相手いないもん」

「陽菜だったら選びたい放題でしょ」

「そんな事無いよ現に今日失恋しちゃったし・・・」

「そうなの?そっかー・・・(笑)」

「ねえ、そこ笑う所じゃないじゃん(怒)」

「私はね嬉しいんだよ
高校の時なんて告白されるもすべて断ってたでしょ
好きな人なんているふうじゃないのに
なんで断るのかなってさ
だから失恋するくらい好きな人がいたんだって思うと嬉しくてさ」

だって男の人は恋愛対象じゃないんだもん・・・

「みーちゃんこそどうなの彼氏できた?」

「私は何故か友達どまりなんだよね〜
好きな人に、お前の事男友達にしか思えないて言われてさ
それでもそばに居たいからふざけ合ったりなんかしてる」

「・・・辛いね・・・」

「辛いもの同士今日は飲むぞ〜!!」

「オー(笑)」

だれも陽菜が女性を好きだなんて知らないし
思ってもいないんだろう・・・

だって一番仲の良かったみーちゃんでさえ
気が付いてないんだから・・・

会も進み相当出来上がってきてた時

「はぁはぁはぁごめーん
仕事で遅くなっちゃった(汗)」

「優子おそーい(ΘωΘ)
幹事が遅刻してきてどうすんの」

「ごめんごめん(汗)」

走って来たからなのか顔を真っ赤にして凄い汗をかいてる優子

「とりあえずここ座って駆けつけ三杯いけ〜(ΘωΘ) 」

それからビールを三杯一気飲み

「プハァー生きかえるぅ〜(´-∀-)」

「はい、おしぼり(бвб) 汗凄いよ」

「有難う(´-∀-)にゃんにゃんは相変わらず可愛いね、好き」

「え〜もう27才だよ
可愛いより綺麗って言われる方が嬉しい」

「あ、ごめん(汗)綺麗!美人!クレオパトラ見たいで好き」

「いい加減で軽すぎ(笑)」

優子はみーちゃんの小学生からの友達で一年生の時
隣のクラスだったのに毎日陽菜達の教室に遊びに来ていた


みーちゃんと廊下を歩いていた時

”ちょ〜可愛い、やばい、好き”

が初めて聞いた言葉

それからみーちゃんに紹介してよと言いながら
ずーと喋ってたっけ・・・

会うたびに好きって言われてたけど
挨拶みたいなものだし
陽菜の好みは長身で大人な感じの人だったから
活発で子供みたいな優子は対象外

それでも話は面白かったし友達としては最高にいい子だった

でも大学は別々で
陽菜とみーちゃんは短大へ優子は四年制大学へ進学

高校を卒業してから今日まで一度も会う事は無かったのに