アイリス魔法学園「キース・ナイト」



●キース・ナイト(CV.興津和幸さん)

年齢:28歳
身長:181cm
体重:73kg
誕生日:9月23日
星座:天秤座
血液型:A

クラルス王国を守る帝国騎士団の最高指揮官。本年度はISW特別講師も兼任している。
氷のように冷たい瞳と性格から冷血漢だと思われている反面、生徒の中には憧れを持つ者も多い。
ISWの卒業生であり、数々の伝説を残す男として知られており、生徒たちのカリスマ的存在。
ISWをずば抜けた成績で卒業しており、その記録は未だ誰にも破られていない。
プライベートは一切謎に包まれている。






〜ネタバレ〜
憧れのISW、入れることはないと思っていたその学園に、主人公はついに編入出来ることになった。しかし家のことがあり金銭的に学園に入れるはずはなかったのだが、何故か理事長が全てを出してくれ、特別待遇で入ることに決まったのだ。
そんな時出会ったのが、帝国騎士団の最高指揮官であり、ISWの特別講師をすることになったキースだった。
キースを見たときその顔には見覚えがあった。それは以前、主人公の古書店に来た男。態度がでかく、しかも主人公をウルティオだとバカにしたあと男だった。そんな嫌な男が先生になるなんて‥と嘆くものの、キースはあのことを気にするわけでもなく、思った通りズバズバとキツイことを言い、印象は変わらなかった。
しかしキースがズバズバ言うのも本当のことであるからというのもあったし、ちゃんと実力や努力は認めてくれる人であった。あの特別厳しい帝国騎士団の最高指揮官であるというだけあって力も魔力も全てが凄すぎたし、華麗さや教えにも正直憧れた。
しかしキースはなにかと主人公に目をつけているのか、やたらと主人公になんでもやらせた。それに対して不満を持つ主人公だったが、アシュレイは「気に入られているからだ」と言った。そう、キースが主人公に何かをやらせるのも力を認めているため。期待をしているからだった。
態度が冷たく、笑いもしないので何を考えているかわからないキースだったが、主人公もそんなキースに慣れたのか徐々に心を開くと、キースもまた少しずつ心が穏やかになった。
そして二人は一緒に出かけたりもし、いつのまにか主人公はすっかり頼れるキースに懐いていた。
しかしそんな頃、首都アウラでは千年戦争をのような戦争を企てる悪がはびこっていた。その原因を掴むべく、指揮官であるキースは瞬間移動で何度もアウラへ飛んだ。しかしいくら魔力が強いキースでも何度もそんなことを繰り返せば疲労が重なり、ついには怪我を負ってしまった。その時キースは何故か主人公の顔が浮かび、傷ついた体のまま主人公のもとへやってきた。驚き心配する主人公が怪我の手当てをし、回復呪文でとりあえずは落ち着く。しかし主人公は、何度もそんな危険な目にあっているキースを思うと胸は痛み、自然とキースを抱きしめていた。戸惑うキースだったが、キースは主人公を抱きかかえ窓辺へと連れて行き魔法を使い更にとても美しい雪を降らせた。その美しさに、主人公の胸は暖かくなった。
その後、キースへの想いを確信してしまった主人公だったが、ついに卒業の日がきてしまう。卒業試験もアシュレイと共に一位を獲得し、そしてついには二人のクィーンとして選ばれた。最高の名をもらい卒業式が終わり、キースは言う、最高の生徒だったと。しかしその言葉に胸はさらに痛んだ。このままただの生徒として終わらせていいのかと。
しかも卒業パーティーの時、なんと理事長は驚くことを主人公に伝える。実は主人公をこの学園に入れて欲しいと頼んだのはキースだったということ。そして更に学費の全てもキースが負担していたこと。あの時偶然古書店で出会ったキースは瞬時に主人公の才能に気づき、このままその才能が埋もれることをもったいないと思い、その提案をしてくれたのだという。それを聞いた主人公は心を決め、キースの元へ走った。
学費のことなどを問い詰めるとキースはなんと自分もウルティオだということを話してくれた。ウルティオだからと才能が埋もれることをしたくないと、キースはチャンスをくれたのだ。
そんなキースにお礼を言えた主人公はついに本当の気持ちを口にした。キース先生のことが好きだと。するとキースは自分のことを話してくれた。
キースの両親は自分が幼い頃に自分を捨てて出ていったこと。帝国騎士団で勤める祖父に育てられたキースだったが、人間を愛してしまった祖父は帝国騎士団から追放され、名を迫害され平民のように暮らしていたこと。しかし祖父が死に間際に追放された本当の理由を話してくれたという。それは、祖母を愛した時にもう一人祖母のことを愛した「アラン・グリフィス」という男がいたのだが、そいつが恨みで祖父を追放にまでおいやったこと。そしてキースに復讐をして欲しいと頼んでいた。
そんなことがあり、帝国騎士団の指揮官になればきっとその男を見つけ、復讐できるだろうと今まで生きてきた。それが本当の自分だと言うキース。こんな醜い心を持っていることがわかった今、きっと主人公は軽蔑し去っていくと思っていた。
しかし主人公は違った。その悲しみも全て共に背負っていくと、支えていくと見つめる。その言葉に、キースは思わず主人公にキスをした。
エンドロール後は、帝国騎士団学院に入ることになった主人公が、学院の制服を纏い、キースとの待ち合わせで騎士団の前で待つ。すると白馬に乗ったキースが現れ、主人公は思わず飛びついて抱きつく。会いたかったと言う二人は抱きしめ会いながら人目をはばからず何度もキスをした。すると偶然そこにいたリー先生が「場所をわきまえろ」と冷やかし、団員たちがいることに気づいた二人は赤面する。主人公はそのまま学院に挨拶に行くと去ろうとすると、キースは腕を掴み言う「私は、お前を愛している」と。初めてくれた愛の告白に息を飲む主人公は、微笑みながらまた白馬で去っていくキースに「私も愛してる!」と声をかけて終わる。



追記
(アイリス魔法学園〜Vinculum Hearts〜)



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